こころげそう 畠中恵 推し本。私の感想レビュー備忘録。幼馴染の群像劇。一人幽霊で参加。

推し本。作家買いです。これ、読んでなかった。

初出は2004年の連載でした。20年以上前

時代小説(江戸時代)が舞台なので、全然古びませんね。

面白くて一気読みでした。

こころげそう (PHP文芸文庫) [ 畠中 恵 ]

こころげそう 目次

1,恋はしがち

2,乞目

3,八卦置き

4,力味

5,こわる

6,幼馴染

こころげそう ネタバレ注意

こころげそう、とは心化粧のことd

口にはしないが、内心恋焦がれること、だそうです。

幼馴染たちの、恋のもつれが横糸です

宇多という下っ引きの視点で描かれていきます。

宇多には、宇多の他に8人の幼馴染がいたんですが

そのうちの二人、千之助と於ふじが水死します。

於ふじが好きだったけど、気持を打ち明ける前に亡くなってしまたから

宇多の嘆きは深いです

で、千之助と於ふじの二人の子供を一度に亡くした由紀兵衛さんですが

思ったほど落ち込んでなくて

宇多が長屋に訪問すると、なんと、於ふじが幽霊になって側にいました

触れないし、食べないけど、意思疎通で会話できるという幽霊

でもって、なぜ二人が同じ日におぼれて死んだのか、が

縦糸の謎となって、物語を織りなしていきます

お染という大工の棟梁は、幼馴染のぼてふりの弥太が好きで、相思相愛ですが

ぼてふりってのは、商人の最下層だから、大工の棟梁としては

娘をそんなとこに嫁にやりたくない

で、弥太のことが好きなのが、茶屋の看板娘のおまつ

そんなおまつが好きなのが、重松という、口入屋の主の甥っ子

宇多の妹みたいなお絹は、ずっと宇多が好きみたいだけど

宇多は於ふじが好きだったから、眼中にない

お品というおとなしい娘は、千之助が好きだったけど

千之助が死んでから、落ちこんでる

って流れの中で

弥太が、ある爺様に商売の面白さを教えられて

ぼてふりから、表店の主になるために上方に修業にいくことになり

お染と別れるか、と思ったけど

ほっとけない、ってことで二人で上方にいくことで

恋は成就

弥太がいなくなるから、っておふじに申し込んだ重松だけど

重松は幼馴染の仲間だから、重松を見ると弥多を思い出すってことで

おふじは、見染めてくれた金持ちの男のとこへ嫁にいく

重松も、おまつに失恋して、伯父さんとこの店を継ぐということで

伯父さんの娘で、重松の従妹と結婚する予定

宇多が、由紀兵衛の売却した店に、不審な点をさぐりに行くと

この、後釜に座った売却先で、おぼれ死にが連続しておこり

実は、千之助はお品に突き落とされて、過失でおぼれ

それを見つけた於ふじが、助けてくれなかった、って文句いったら

これも突き落とされて殺され、っていう

けっこうめちぇめちゃでずさんな、悪党たちの犯行が浮かびます

まぁ、ここらは、あれま、って感じですが

於ふじは、自分が死んだ理由がわかり

お品も、幽霊になったけど、一緒に成仏しよう、って連れていき

宇多は、お絹と一緒になるような感じですね

最後は、あれま、って感じではありますが

電車に乗りながらとか、サクサク読める手ごろは文庫本でした

こころげそう

posted with ヨメレバ

畠中 恵 PHP研究所 2026年05月11日頃

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