閻魔の世直し 善人長屋(2) 西條奈加 感想レビュー備忘録。NHKドラマ化。おもしろい。

作家買い。

日本ファンタジーノベル大賞を

ゴメス、で獲った作家さん。

その後、魅力的な時代小説の作家さんになってまして。

そして、NHKがドラマ化。

これからも楽しみです(^^)

閻魔の世直し 善人長屋 (新潮文庫) [ 西條 奈加 ]

困っている人がいると見過ごせない

加助ってのがいる長屋は

加助が動くと、その手助けに住人が駆り出されるので

善人長屋、とか呼ばれてる。

ですが、この長屋

差配も含めて、みなが裏稼業もちなのね。

もちろん、悪役非道な裏稼業ではなく

人を傷ちけない、と決めてる悪党揃い。

盗まれても気付かないような、盗人とか

夫婦で詐欺師とか

弟が美女に化けての美人局とか

掏りも、手練れなのね~

で1話では、そんな長屋で

唯一「裏表なく善人」の加助が

事件に巻き込まれて、愛しい妻とむすめと生き別れになって

で、そんなこんなが一応落着するまでの話。

本作はその続編で2作目で

悪党を成敗する、っていう閻魔組ってのが暗躍して

江戸の裏社会の顔役たちを

ばっさり斬っていきます。

ただし、その顔役たちを指名、というか選んでいたのが

1話でもラスボスだった夜叉坊主でした。

で、自分の競争相手を、熱血侍をだまくらかして使役して

殺させていくんですね。

3人の凄腕の若侍たち=閻魔組の中に

同心の若侍がいるかもしれない、その若侍に

思いがけず惚れたのが、差配の娘のお縫で

お縫と幼馴染だった文吉とかが、ああ、恋バナ三角関係で

いい感じなのですよ。

最後は、実はお縫の想い人は犯人ではなかった、ってことですが

ここらは、是非本編で読んでね。

いや~、これ面白いわ。

とってもおススメ

閻魔の世直しposted with ヨメレバ西條 奈加 新潮社 2015年09月27日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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