金四郎の妻ですが(2) 神楽坂淳  けいに従う彩登場! 面白い!

神楽坂淳

他にも「うちの旦那が甘ちゃんで」っていう時代小説を書いているらしく

今度、おっかけてみたいと思ってます(^^)

漫画の原作も書いている作家さんで

描写がわかりやすくて、面白い

でもって、相変わらず、江戸時代の「へ~」ネタも満載です

序章

1~6章

終章

おけいは大身旗本の娘で

実生活には、いろいろできないことが多いですね

で、洗濯も、小銭を渡して、長屋のおかみさんに頼んでます

こういう小遣い稼ぎは、この時代からあったのね

で、長屋ではコメとかもまとめて買ってて

そうすると、少し安いんだって

その米俵も、女性が担げるサイズになってるらしいですが

おけいには無理でしたね

今回は、天ぷらのお話

江戸で始まった料理だけど、火を使うので「屋台」でしか許可されず

だから、「品の良い食べ物」とは思われておりません

でも、江戸からちょっと離れた「王子」なら大丈夫らしいのね

本作のうんちく、に、江戸所払い、ってのがあって

金か女で、江戸から追い出されると、王子に溜まってたんですって

知らなかった

さて、おけいには、姉様のような従者さんがいまして

名前が彩(あや)

富豪商家の娘が、行儀見習いに来て、おけいに心腹して

付き従った娘ですが、おけいが船宿の繁盛で疲れたので

彩に「たすけて」って手紙書いたら、すっとんできました

おけいが金四郎と結婚するのには、今も反対ですが

おけいがしたい、というなら、反対はしない、ってスタンスですね

江戸ではおまじないが大流行なのね

どっちの足から、家に入る、家を出る

どんな色が幸運の色、とかね

さて、金四郎は賭場で「請け人」を頼まれます

債務の個人保証人ですね

令和の時代でも、絶対になっちゃダメ、の奴ですが

これを金四郎は考えナシで、っていうか

俺なら大丈夫って過信から、引き受けまして

それが天ぷらの開店資金で、で、その店が夜逃げして、金四郎が払うことに

で、いろいろ裏のある話で

ここらは一応謎解きなんでぼかしますが

最終的には、金四郎+おけい、と、天ぷら職人の勝負となりまして

金四郎達のブレーンに、商家出身やり手の綾がついたので

料理を能舞台イベント的にすることで、勝利します

おもしろいな~、このお話

次巻も新刊が出たら読みます(^^)

金四郎の妻ですが2posted with ヨメレバ神楽坂淳 祥伝社 2020年01月17日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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