大川契り 善人長屋(3) 西條奈加 最新刊で最終巻の感想レビュー備忘録。

作家買い。

NHKでドラマ化されたシリーズで

現在、この3巻でおしまい。

他にも色々な時代小説を書いている作家さんなので

ゆっくり、既刊を読んでいきたい。

大川契り 善人長屋 (新潮文庫) [ 西條 奈加 ]

☆

泥付き大根

弥生鳶

兎にも角にも

子供質

雁金貸し

侘梅

鴛鴦の櫛

大川契り

☆

お縫いの兄の倫之助は

美貌の母に似てイケメンで

茶問屋の一人娘に婿入りして幸せです。

実家が盗人の故買やの質屋をやっていると知ってますが

それから距離を置く方向で、一人息子だけどムコに行ってるのね。

そんな茶屋の玉木屋の、義理の母

玉木屋の家付き娘のお杉が、石蔵って25歳年下の男にひっかかった、って話が

財産目当ての男では、と身辺調査をクロウト衆の父親に相談にきたのね。

お杉は、男の子を死産同然に亡くしていて

その子が、なんか、石蔵に似てるんだって。

でもって石蔵は、旅先で置き引きとかする小悪党で(今はやってない)

その頃の悪仲間に、玉木屋への押し入りを強要されるのね。

この解決方は、すごかったな。

気が短くて急ぎ働きの石蔵チームに、蔵の鍵を厳重にしてる、って教え

その代わりに、公儀に目をつけられてる高利貸しの蔵を紹介する

で、高利貸しの方は、公儀の手が入ると、全部没収の上で江戸を払われるので

蔵に半分だけ残して、賊に入られた、ってことで、半分を残し、江戸にも残れる、って

うん、すばらしい

☆

弥生鳶は、名人級のスリの名前。

残された孫娘のくったくを、みんなできいてあげます。

☆

あたりやの梅蔵ってのがいて

佐野屋の隠居が、加助の親切で心を入れ替えたこともあり

梅蔵も、佐野屋にいろいろしてもらったのに

こじきの父に連れられて育った梅蔵は

人の親切は絶対に信じない性悪説の持ち主で

お縫をなぐって、裏の買い物の香炉を奪ってトンズラです。

裏社会の義理を欠くとひどいことになるので

いろいろ探して見つけて、落着ですが、人を信じられないって

悲しいね

☆

子供が質入れされ、おいていった娘は決死で子供の祖父のとこへ

いろいろ調べると、子供の体は傷だらけ。

親からの失踪届け?もないのね。

虐待されてるのか、といろいろ長屋のメンツが動くと

その子は、痛覚のない子だったみたい。

親としてどうしていいか、って悩む父親に、生きていればいいじゃないか

と、子供を亡くした母がいいます。

うん、そうだよね

☆

お縫の姉が、金貸しに騙されて、3両のはずが5両に

まぁ、そのやり口が面白かった。

和紙って、すいて作るけど、その際に何層かになるからね

上の一枚が、さくっと消えるのね、すごい

☆

唐吉と文吉兄弟は、ばくち狂いの父に兄弟で陰間茶屋に売られ

兄の唐吉が、決死で文吉ともども逃げ出してくれて、今がある。

で、文吉は唐吉をとっても大事に思ってるが、唐吉が夜にあいびきする相手がいる

しかも身分の高い武士の娘。やばかろ、ってことで

いろいろ動いて、娘の許嫁は、けっこういい奴でしたので

許嫁男の方を、後押ししてやりました。

☆

おとしが千鳥屋に嫁にくるときのいきさつの話

茶屋娘として、美貌をたたえられて、鴛鴦の櫛を邪険にして

若い武士にてごめにされて、でも負けないキップを

儀一は愛したのね。

そんな両親のかかわりを、しっかり受け止めるお縫です。

あ、もとの話は、看取ってやった男が盗人の金隠しした男で

金がない、ってことで千鳥屋に押し入って、まぁ、いろいろあって

結果的には、千鳥屋は無罪放免、金はお地蔵様の建立に使われてました。

ちょっと面白い展開でしたね。

☆

って感じでネタバレしてます。

いろいろな情緒は本編を購入して堪能してくださいませ。

おすすめ。

大川契りposted with ヨメレバ西條 奈加 新潮社 2018年06月28日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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