いわいごと (まんまことシリーズ8) 畠中恵 感想レビュー備忘録。最終巻?

推しの時代的シリーズ

畠中恵さんは、しゃばけ、とかが有名ですが、他にもいろいろ書いてます

推し作家なので、いろいろ読んで、このブログにも

備忘録としてネタバレ注意で書いてますので、参考になるとうれしい(^^)

ネタバレ注意

いわいごと [ 畠中 恵 ]

推しの時代小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

1,こたえなし

2,吉五郎の縁談

3,八丁堀の引っ越し

4,名指し

5,えんむすび

6,いわいごと

江戸は100万人都市で

でも治安は、与力と同心が担っていて

人口規模には少ない役人数なんですが

実は、町役人的な、町名主、というのがいて

まんなことの主人公である麻之介も

そんな高橋家の跡取りです。

同じく、町名主の清十郎

同心の婿養子になった吉五郎、の三人が幼馴染なわけです

町名主には、いろいろ相談事が持ち込まれていて

時に殴り合いにもなるので

麻之介も清十郎も、けっこう強い

同心見習いの吉五郎も。武士であるから当然強い

という、とっても魅力的な若者たちですが

清十郎は、浮名を流したあげくに、祝言をあげ

麻之介は、結婚相手が、出産時に母子ともになくなりやもめで

吉五郎は、婿養子のはずが、娘と結婚はしなくてもよい養子となりと

既刊でいろいろありました

さて1,こたえなし

麻之介に持ち込まれた、富くじがあたった男3人のお話

みんなで旅行に出よう、と、当たる前は約束してたけど

各自5両、という金を得て、意見が割れて、麻之介が調停します

この配剤は、とっても凄くて、納得できて、名作

是非、本編で

2,は

吉五郎の荷物から、血まみれの刃物が転がりでて

結果、吉五郎の縁談は流れます。

犯人は、小者をうらやんだ中間。

ここらは、時代小説ならではの、人間模様

3,は

吉五郎の縁談が流れた事件の裏に、いろいろあって

与力の家が、お役御免となり

なんと、同心から与力への異例の出世となります

で、その引っ越しの途中で泥棒騒ぎ

探していたのは、風呂敷でした

左遷された与力は、左遷後の金蔓のために、ある商人をハメてまして

その商人を知っていた、親代わりが、いろいろ感じていて

根回ししてたのね

この話も、けっこうな推理モノ。

役所の判断は覆らず、ハメられた商人は元には戻りませんでしたが

いろいろ配慮されたみたいです

4,名指しされたのは麻之介でした

町名主って、そこそこ実入りのよい仕事なんですが

仕事のできない者を頭にする町は不満なので

お返ししたい、って4つの町の、借りの町名主に

麻之介が駆り出され、なかなか決まらないので、麻之介が動きます

で、近場の町名主に押し付けようとしたのに

結果的には、麻之介の町に加えられて、仕事が増えちゃうのね

で、早く嫁を貰え、ってことに

5,は

麻之介への縁談話が、なんと3つも来ちゃって

一つは小町娘

彼女は、武家になんて嫁に行きたくない、大店に嫁いで気ままに暮らしたい

ので、麻之介への縁談、って形で武家をフリたい。

もう一人は、親父が小町娘に勝手にライバル心おこしての縁談申し入れ

最後の一人も恋仲がいたんだって

麻之介は、いいように隠れ蓑だったり、当て馬だったりされたのね

で、麻之介の父上が、怒り狂って、それを見た町年寄が

麻之介の嫁に、お和歌を、って

お和歌は、名指し、話の時に

麻之介の手助けをした、他の町名主の娘なので、

仕事は慣れてるし、麻之介とは顔合わせも済んでるの

って、ことで、無事に落着です

麻之介がちょっと気にしていたお雪さんは

頭を打って、部分健忘症で、麻之介を覚えてなかったし

まぁ、いろいろすれ違ってましたね

って感じで、本作で、無事に麻之介は再婚できうわけです。

2020年12月号で、本作が終わっていて

その後の連載はないみたいだから

完結かな?

面白かったので、おすすめです(^^)

いわいごとposted with ヨメレバ畠中 恵 文藝春秋 2021年02月25日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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