恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 今村翔吾 外伝短編集のネタバレ注意。ああ、やっぱり面白い!

大好きなシリーズです。

この作家さんでは一番好きなシリーズ。

10巻+11巻の襲大鳳で、一応完結、ってことになってますが

今回の番外編を見ると

もうちょい続くかな~って。

続いて欲しいな~。

黄金の世代の次とかね

1,流転蜂

2,恋大蛇

3,三羽鳶

吉原での火事騒ぎで

八丈島に遠島の罪となったうたた、さんの話でした。

始め、留吉なんて偽名をつかってたんですが

八丈島は、耕作地が少ないから

流人を受け入れることでフチをもらってるのね。

ただ、流人も、悪辣な奴は一応獄門処刑なもんで

町人とかは情状酌量の罪人が多い。

なので、島に有用な技術を持ってたりして

地道に働く人は、けっこう好感して受け入れらる。

留吉は武士で

武士は、町人みたいにすぐには戻れないんですが

島にも火事がおこるから

流人の中に火消しがいる、ってことで

公式に火消しが作られます。

流人のうち、上手に自分の食い扶持をゲットできなかったものは

今回の火消し成立=火消しに雇われる、ってことで

食い扶持ができて、けっこう助かる。

で、山火事が起きたんだけど、その規模がでかうて

火消しです~って立候補してたやつは

嘘ではなかったんだけど、下っ端で

うたたが、本気の采配で火事の拡大を防ぎます。

って話です。

うたたが、本気だすとこは、やっぱいい!

エンタメってこうだよね、って感じ!!

2つ目の話は

京都の淀藩の酒飲まないと火事場に立てない弾馬の話。

祖父の代から浪人で、民間で火消ししてたら

淀藩のお殿様が直々にスカウトに来て

江戸のぼろ鳶と一緒に仕事することになって

なんか、遠くにきたもんだ、って思っちゃう弾馬です。

弾馬が助けた商家の娘が

弾馬と一緒になりたくて、縁談全部蹴散らしていて

さすがの弾馬も、娘の気持ちは気づいたんですが

火消しは女房を不幸にする、って断って

でも、火事場に酒持ってかけつけた娘を見て

あ、これはもうダメだ、ってプロポーズですな。

江戸と江戸以外の火消しで、演習戦があるようで

その副将に、弾馬が立候補です。

ね、演習戦の話、ありそうでしょ!

3つめは、黄金の世代、の次といわれて目立たない

次世代の話。

するがに、ぼろ鳶のトップ2が婚礼に呼ばれて出かけ

加賀鳶の上層部も、法事で出かけちゃって

江戸の火消しが手薄の頃の話です。

夜回りを欠かさない銀治が

火事を見つけて消火に動くと

空き家に5つの死体がありました。

心中か?とおもいつつ

銀治はなにか、違和感がある。

め組が頼ったのは、け組のりんじょう。

医療の心得がある火消しで

監察医みたいなもんだな。

死体を見たりんじょうは、違和感のもとを看破しますが

二人で帰宅しようとしたら

不審な奴がついてくる

なので、腕っぷしのいい柊与一のとこに向かいます。

火消しで武士の与一は

弟も凄腕で

夜遅くの二人の足音に、すぐに警戒態勢。

ですが、二人の顔見知りを見て家に入れると

つけてきた奴は、一応消えました。

与一は、銀治やりんじょうの話から、火事で事件を隠してると考察し

で、動き出しまして

最終的には、安楽死を望むものから金をとる組織と

お家騒動の話をぶっつぶします。

かくして、黄金の世代の次は銀波の世代である、って

うん、この読売の記事がかっこいいんだよね~

ということで

ネタバレでは魅力は描き切れないので

ぜひぜひ、本作を購入して読んでください。

ほんと、おもしろいから!!

恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間posted with ヨメレバ今村翔吾 祥伝社 2022年03月19日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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