木枯らしの 吉原裏同心抄(4) 佐伯泰英 感想レビュー備忘録。 

身代わり佐吉が襲われた

会所にも圧力がかかります

新シリーズになってから、事件の謎解きが面白い

1章、佐吉の災難

2章、脅迫あまた

3章、木枯らしの夜

4章、佐吉の秘密

5章、影同士の戦い

身代わりの佐吉が

身代わりした相手は、短期入牢のはずが長期で

出てきたら、身代わりした相手は殺され

佐吉のこの件を口利きした奴も殺され

佐吉の秘密のねぐらも襲われて、大金を奪われてました

佐吉には、会所も色々手伝ってもらっていたので

幹次郎が動くことを四郎兵衛は許可し

そうだろうと思って、幹次郎はすでに桑平に頼んでました

吉原では、いつづけの客が、金がない、って居直るという

ありがちな事件がありまして

こういう時、金はお女郎さんにつけられるのね

借金が増えていくの

気の毒・・

あとは、親の薬代で売られた女郎さんのとこへ

元婚約者ってのが殴りこんできたりね

女の方は諦めてるけど、男がうざい

女の薬代を払ってやる甲斐性がないんだよね~

で、幹次郎が上手に追い払ってあげました

吉原でそこそこ大きな引手茶屋が店じまいして

沽券を買ったのが、うさんくさい奴らです

今、役所に何かと目をつけられている蔦屋の縁者らしく

大きな罠が、動きだしてました

で、吉原会所の首をすげかえろ、って話が南北奉行所から流れてくるのね

そして、引手茶屋は、無理やりの店じまいだし

その店を買う金は、実は佐吉のとこから盗まれた大金らしいです

辻斬りも頻発してて

通りかかった幹次郎が疑われますが、刀を見せれば血のりがないので

無罪放免

ただ、その辻斬りの殺害後の死体と、あとは、幹次郎にわざと見せたらしい太刀筋はすさまじいものでした

で、寛政の改革が、行き詰っていて

松平定信の懐刀、を自称する一派が、改革に文句つける者たちの近くの人間を

辻斬りしてるんじゃないか、って

佐吉は今も狙われているので、身を隠しておりますが

そのヒントを幹次郎が受け取り、車善七のところを訪問します

佐吉から色々詳しい話をきき

今の吉原への圧力をかんがみ、幹次郎は、佐吉の家を張り込み

佐吉をハメタ犯人を捜すことが、近道、と判断します

こっからの探索は面白かった

で、最終的には、公用人目付、ってのが動いていて

人が多いので、車善七のところから人を借り

目付の家に幹次郎たちが押し入ったうえで、いろいろ成敗しまして

目付の方は、もみ消しがうごき

佐吉の金は取り戻し

引手茶屋のことも、店じまいせずにすみました

で、帰りに幹次郎が子犬を拾います

雌でしたけど、地蔵って名前ですね

って感じで読了です

木枯らしのposted with ヨメレバ佐伯泰英 光文社 2018年10月10日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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