旅仕舞 新・酔いどれ小藤次(14) 佐伯泰英 感想レビュー備忘録。押し込み強盗の狙いは?

佐伯泰英作品

このシリーズは、時系列の整えが必要で

新・シリーズとなってます。

旅仕舞 新・酔いどれ小籐次(十四) (文春文庫) [ 佐伯 泰英 ]

1章、社参延期

2章、研ぎ屋再開

3章、絵習い

4章、鳥刺の丹蔵

5章、墓前の酒盛り

小藤次は、自分を襲ってきた剣客の須藤を返り討ちにしますが

尋常の勝負だったので

須藤は一人息子の駿太郎を育ててくれ、って頼みます

で、駿太郎は、小藤次と妻のりょう、の息子として育ってますが

両親である須藤は駆け落ち、訳ありの夫婦で

その実家が老中の青山さま、領地は丹波篠山の地なのね

元から老中とご縁があったこともあり

駿太郎の両親の墓はないけど、生前の色々を知りたくて

おりょう、駿太郎、小藤次で篠山へ

で、江戸に戻ってきてのお話が、本作です

篠山で色々よくしてくれた娘・鈴、を江戸に連れて帰ってあげて

彼女を江戸見物に連れまわす、って形で

読者も江戸を見ているような構成ですね

面白い

で、江戸に戻った小藤次が青山さまとお話すると

江戸近郊の治安が悪化しているので

将軍様の日光詣でができないってことで

その賊狩りを、小藤次が内々に頼まれます

とはいえ、すぐに起動するわけではなく、とりあえず小藤次親子は研ぎ仕事を再開です

で、仕事してたら、強盗殺人の知らせが

田舎の隠居所が襲われたのね

畳屋のご隠居夫妻でした

次は筆屋のご隠居

この死体から、仕込み杖、が凶器ではないかと、推察されます

そして、どうやってくぐり扉を開けさせたのか?って考えて

その日、品のいい老人が杖を忘れていき

それを取りに戻った、ってことでくぐり戸を開けさせたのではないか、と

さらに、小藤次の長屋の部屋に酒が運ばれ

青山さまから、ってことでしたが

小藤次が、酒飲みを後回しにするうちに

毒が仕込まれている、と発覚

連続殺人犯は、小藤次も狙っている、ってことに

で、主犯の鳥刺しは、弟を南町にとらわれて死罪にされての逆恨み

その流れで、小藤次までターゲットになっていた、ってわかります

勧善懲悪の小説ですから(^^)

犯人は無事逮捕

で、小藤次一家は、篠山へ無事に行って帰ってきましたって

須藤たちの墓前に報告して旅じまい、となりました。

旅仕舞 新・酔いどれ小籐次(十四)posted with ヨメレバ佐伯 泰英 文藝春秋 2019年07月10日 楽天ブックスAmazonKindle

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