推し本。
作家買いです。
後宮の烏、を堪能したので、同じ作家さんの作品を探してみました。
2012年に文庫化を、2023年に再文庫かした作品です。
10年前の作品でしたが、十分面白かった(^^)
思えば、コバルト文庫って、名作が多かったんですよね・・。
嘘つきなレディ 五月祭の求婚 (集英社文庫(日本)) [ 白川 紺子 ]
白川紺子 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
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プロローグ
1,真冬の五月祭
2,ガァ、ガァ、がちょうさん
3,テントウムシの家は燃える
4,お代は6ペンス
5,ひとりぼっちの小鳥が二羽
6,嘘つきな五月女王
エピローグ
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英国のマザーグースって、変な詩ですよね。
日本語訳すると、さらに不可解。
そんな詩が章のタイトルになってます
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貧富の差がもんのすごいイギリス貴族時代のお話
自分の子がいて、乳が出るから乳母になった女性が
自分の子が死んだんで、主家の乳児をさらって消えた、って事件がありました
そしてある日、メアリのとこへ
伯爵家から迎えの馬車が来て、あなたがそのさらわれた娘です、って
☆
でも、本当の娘は、すでに死んでいて
彼女に良くしてあげたメアリが、親友の遺言で、彼女の指ぬきをもらい
それが、伯爵家の紋章入りでした、って
で、いろいろあって、娘として迎え入れられます
☆
さて、メアリは、自分が偽物だと知ってるけど
昔の世界に戻りたくなくて言い出せない
で、メアリには「声で記憶を消す」という特殊能力があって
それで、自分を恐喝してきた牧師の記憶を消し
牧師からたどった、という人形遣いの記憶を消しますが
人形遣いとのやりとりを、貴族のジョシュアにめっかって
自分の色恋沙汰の整理に、メアリの特殊能力を使うように、強制されます
☆
ジョシュアは亡き母が元舞台女優で
英国貴族社会でいじめぬかれたもんだから
花売りから伯爵家に戻されたメアリをいじめる奴に
母を重ねて、メアリを助けちゃう
で、二人の間に、恐喝以外の縁ができて
さて、ジョシュアの亡くなったはずの先代である父が生きていて
ジョシュアの血統には、特殊能力が生まれることが多々あり
ジョシュアは、愛がないと死んじゃう、というちょっと不思議な「枷」があり
そして、亡くなったはずの父は
年齢が若返る、というフシギの持ち主で
ただ、その若返りが止まると、あとは一気に老化がきて死ぬそうな
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インドでの反乱も、ジョシュアの父が、能力者を集めて起こしたものとか
まぁ、いろいろ盛りだくさんですが
最終的には、ジョシュアは父を拘束
メアリも、悪の父から解き放ち
父は、一気の老衰で獄中で急死。
そして、ジョシュアは、メアリとハピエンという
まぁ、ちょっと後半駆け足ではありますが
しっかり落着しての終わり方で満足でした。
推し
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posted with ヨメレバ
白川 紺子 集英社 2023年05月19日頃
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