浅き夢みし 吉原裏同心抄(2) 佐伯泰英 感想レビュー備忘録。

新シリーズとなりまして

汀女と麻という、美人さんに囲まれつつも

幹次郎は働き詰めですね~

1章、村崎同心危うし

2章、迷いは続く

3章、ボヤ出来

4章、小さな騒ぎ

5章、足抜き未遂

鎌倉に行って、五か条遺文話は完結したはずが

いまだに、五か条の存在を知り、それをゲットしようとする影があります

不穏ですね

さて、吉原の面番所

村崎というちゃらんぽらんを、そのまま置いときたい会所ですが

法源寺、とかいう、四角四面の奴がきて

ちょっとこまってますね

老舗の妓楼の萬亀楼には、五か条の話が伝わったかもしれず

そこの放蕩息子が拷問されて惨殺されたことから

そこから、五か条話が流れたかも、って推理されます

その頃、幹次郎と何かと協力してくれる桑平が

愛妻の病状悪化を憂いていたので

完治は無理でも、よい療養先を、って探していて

それに会所がヘルプして、その分、吉原の外の、拷問惨殺死体の件を

ほじくってくれることになります

村崎の方は、今までのつけがたまって、いよいよ首になりそうで

それを幹次郎とおして、会所に泣きついてきます

幹次郎は、村崎の飼い殺しのために動きます

桑原の調べで、拷問死させられた増太郎が、源助の賭場で借金つくり

それをチャラにするネタ、として、五か条の話をもらしたらしい、ってわかります

で、その後ろには、さる大名の用人がからんでました

一方、会所の四郎兵衛の娘の玉藻は

幼馴染で板前の正三郎と無事に祝言

その段取りは、幹次郎と汀女がして

麻が花嫁の介添えをしたので、見物客は大喜びです

萬亀楼に五か条の話は、代々伝わっていて

放蕩息子の万太郎に漏洩したのは、私の罪だ、って

ご隠居が自刃して果てました

でその前に、増太郎と若年寄青山家の用人の船村とのかかわりを告げ

隠居が大事にしていた遊女の初音が、西河岸に売られたことを

残念だと告げます

この初音さんが、これから、けっこう活躍しますね

増太郎を拷問した直接の犯人は規一郎。その親父の源助は、御用聞きとヤクザを兼ねてるやつです

幹次郎が成敗して、源助は、息子の死へのうっぷんを

用人にぶつけます

で、用人と源助は切りあって双方死亡

それを、桑原が、管轄ではないけど見届けて、幹次郎に報告してくれますね

今回のことで、何かと桑原が動いたので

いよいよ、桑原の妻は会所の配下の隠居所に引っ越しです

その隠居所は、奥様の実家の近くなので、ゆっくりできますね

そんな時に、桜季が足抜けをはかり、寸前で幹次郎が防ぎます

麻がかわいがっていた子なので

安女郎におとすより、性根をたたきなおすってことを幹次郎が考え

西河岸の初音のとこに預けるのですた

桜季は、大見世しか知らなかったので

地獄のような遊女世界を見てびっくりし、自分が守られていたことに

初めて気づくのね

ってことで2巻は終了です

浅き夢みしposted with ヨメレバ佐伯泰英 光文社 2017年10月11日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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