推し本。
浅田次郎節、爆裂の上下巻でした
泣けて、笑えて、ハピエン
すばらしい!
いきなり領主になった四男が、頑張ってると
みんなが助けてくれますが
それは、改心した貧乏神の後押しがあって
福の神がバックアップしてくれたから
とはいえ、頑張ったのは人間だし
四男の育ての父が、泣ける・・。
映画化されましたね。
ネタバレ注意
浅田次郎 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
大名倒産 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
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18、天長地久一千町歩
19、国家老の憂鬱
20、お留守居役の憂鬱
21、私財献上快雪の朝
22、歳末支払い無常のお仕打ち
23、待ちにまったる新鮭しゅったい
24、みずのとい、めいめいの正月
25、丹生山黎明千石船
26、堂島お蔵屋敷始末
27、おん下屋敷不意の来客
28、春爛漫黄金のかがやき
29、江戸表花の酔い覚め
30、禍福こもごも国破れず
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ご隠居は、現金ため込んで、改易されると皆解散、の計画倒産を画策中
で、今当主の小四郎を見張るために
橋爪佐平次をつけます
勘定方の、借金の重さを知る者ですが
つぶしたいご隠居と、立て直したい若殿
若殿に義があるので、迷ってます
で、小四郎の幼馴染で賢い矢部が、抜擢されて大納戸係をしてまして
橋爪は彼につきそい
領地の大地主である仙藤家へと向かいます
仙藤家は大阪堂島の米相場を動かすほどの男でした
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貧乏神は、現在、鋭意福の神を参集中です
福の神って、全員揃わないと、人に福を授けられないだって
個別のごひいきは大丈夫らしいけど
国を守るなんて大きな仕掛けは
全員のハンコ?がいる
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さて、国家老が2家あります
元は加賀家からの地場侍の一族で、だからこそ、国の規模の割に禄が多い
今回のお国入りで、両家は、代々の奥様たちのへそくりが
2千5百両ずつある、ってことで、5千両の私財を、お殿様に献上すると決めます
で、奥様たちが城にあがって、小四郎と面談してその旨を言うと
小四郎は、私財など受け付けない、って
でも、未亡人のきれいな奥様が、死を覚悟した戦です、って泣くから
ありがとう、って受け取るのね
ここらも、とても良いお話なので、是非本編をご覧ください。
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あと、幕府から「お手伝い」って土木工事が発注されそうになり
100両を、老中の屋敷のお稲荷さまに奉納する、ってことが
江戸留守居役たちの仕事になります
小四郎の配下の留守居役の名前は楠
計画倒産の話を聞かされてはいるけれど
それが義とは、いまだ納得いかない・・
そしたら、小四郎の苦労を知っている老中が
特別に目通りして、100両、国の足しにせよ、って
★
で、楠は、領地の店のある大黒屋あてに
100両の為替を送ります
領地の借財は山のようにある、なのに100両ここにある
なら、返済に、っていうのが当たり前だけど
お前はどうする?って比留間が聞くので
大黒屋伊兵衛は、このままお渡しします、って
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伊兵衛は、もともとここの領地のみなしごが、寺で拾われて育てられ
利発だったから、大黒屋に出されての出世だったのね
ご縁があって、また領地に戻ってこられたの
彼は、領地のために動きたい、って思うのですよ
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江戸では、ご隠居が、借金踏み倒しに文句をつける白銀屋を
人を使って暗殺しようとします
そしたら、自分の檀家だから、って毘沙門天が死神を止めてくれて
白銀屋は死んだことにして姿をくらますことにして、助かります
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さて、小池さんは小四郎の領地に居座ってます
おいしい塩じゃけを待ってるのね
で、やっぱりおいしい、って思ったから、江戸に運べば高値になる、って
大黒屋伊兵衛は、喜三郎や小池の意見を受けて、動き出します
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さて、今年は豊作で、仙藤家はみなが集まります
で、本家の利右エ門が、帳簿を調べた矢部が泣くから理由を聞いた話をします
でもって、借金が25万両って聞いて
改易になっても百姓が残るなんて料簡ではいけない、って
お殿様の戦なら、仙藤の家も参加して討ち死に覚悟が領民の心得だ、って
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さて、無事に今年の塩じゃけを食べた小池が江戸に戻りまして
江戸城に出仕いたします。
そこで、小四郎の領地での「計画倒産」の策はどこまで進んでいるか、って聞かれ
義によって助太刀する、って、ご隠居のとこに直談判です。
もちろん、ご隠居は知らぬ存ぜぬですが、小池が邪魔だ、って殺害を目論み
再び刺客を送ります
前回、白銀屋を襲わせた男ね
で、もう、汚れ仕事をしても就職はできないし、こういうことはしない方がいいって
ご隠居の配下をいさめて、放置となりました
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領地では、喜三郎が病死いたしまして
そのあとに、塩じゃけを送る千石船の手配ができました
七福神が力を合わせて、救えぬ衆生はない、ってことですね
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小四郎は、喜三郎の葬儀で歌った琵琶法師を呼び出し
初めて、、異父弟に逢いまして、千石船にのる間垣作兵衛を
遠くから、見送ります。
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鮭は江戸に、豊作のコメは大阪に
で、こちらは、出張る矢部に仙藤がついてきて、鴻池の番頭を呼び出します。
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千石船で江戸へ出た間垣は、こっそり小四郎の母の夏と逢います
盲目だった次男が、天下一の琵琶法師になった、って知らせたくて
で、夏が抱きつくと、ひとめ逢いたかった、って本音がぽろり
う~ん
この話、間垣がとってもかっこいい!!
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さて、ちょこっと種明かしで
大黒屋伊兵衛が、借金返済前の領地に肩入れするのは
江戸の本店の指示でした
楠が100両を為替で送るときに、包み隠さず、本店に打ち明けて
全国的に計画倒産されたら商家は全滅、って危機感をもった本店が
お家再興を頑張る若殿をバックアップしてたのね
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帳簿の洗い出しは続きます
元金がどれだけで、ほんとの借金はいくらなのか
調べるほどに、膨大で泣けてきますが
そこに、上人様に助けられた、って山賊がきて
金山を見つけましたって・・
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江戸への千石船に乗って、小四郎は江戸に戻ります
その頃、江戸の中屋敷には次男と結婚した初が
妊娠中で療養していて、警護は実家の大番頭の配下です。
ご隠居に、鮭の売り上げとか、盗られない配慮ですね。
そこへ、鴻池、大黒屋、仙藤もきて
借金棒引きの相談です
手元のお金は、国家老たちからの5千両。
鮭を売った5千両で1万両
これをして、「お断り」の下準備が・・
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そしてその頃、死神はご隠居に取り付きます。
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商人たちが集められ
いよいよ「お断わり」の儀が始まるって、諦めてます。
小四郎登場。普通、殿様は一言だけだけど
目線を合わせて、言葉も発し
それだけで、悔しいけどありがたい、って泣く人もいましした。
さらに小四郎はもろ手をつかえて、謝るから
仙藤は、お殿様はそんなことしてはいけない、って泣きます。
でも小四郎は
借金は半額棒引きで、小さい借金と直近5年分は全額を
今年の8月までに払う、ってぶちあげます。
12.5万両と小さい分で13万両くらいかな
金山でも、見つからないと無理って、大黒屋も鴻池もいいますね
うん、金山、見つかったから(^^)
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老中は、計画倒産の策略を見抜いてましたから
無事に小四郎が切り抜けたのを、上様に報告したみたい
かくして、大名倒産の企ては阻止できて
中屋敷では初が男子を生みます。
めでたい!
大団円でしたね
面白かったので、是非、本作をお読みください!
とってもおすすめ(^0^)
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