大名倒産(下) 浅田次郎 推し本の感想レビュー備忘録。上下巻で完結。人事をつくして天命を待つ。

推し本。

浅田次郎節、爆裂の上下巻でした

泣けて、笑えて、ハピエン

すばらしい!

いきなり領主になった四男が、頑張ってると

みんなが助けてくれますが

それは、改心した貧乏神の後押しがあって

福の神がバックアップしてくれたから

とはいえ、頑張ったのは人間だし

四男の育ての父が、泣ける・・。

映画化されましたね。

ネタバレ注意

大名倒産 下 [ 浅田 次郎 ]

浅田次郎 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

大名倒産 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

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18、天長地久一千町歩

19、国家老の憂鬱

20、お留守居役の憂鬱

21、私財献上快雪の朝

22、歳末支払い無常のお仕打ち

23、待ちにまったる新鮭しゅったい

24、みずのとい、めいめいの正月

25、丹生山黎明千石船

26、堂島お蔵屋敷始末

27、おん下屋敷不意の来客

28、春爛漫黄金のかがやき

29、江戸表花の酔い覚め

30、禍福こもごも国破れず

★

ご隠居は、現金ため込んで、改易されると皆解散、の計画倒産を画策中

で、今当主の小四郎を見張るために

橋爪佐平次をつけます

勘定方の、借金の重さを知る者ですが

つぶしたいご隠居と、立て直したい若殿

若殿に義があるので、迷ってます

で、小四郎の幼馴染で賢い矢部が、抜擢されて大納戸係をしてまして

橋爪は彼につきそい

領地の大地主である仙藤家へと向かいます

仙藤家は大阪堂島の米相場を動かすほどの男でした

★

貧乏神は、現在、鋭意福の神を参集中です

福の神って、全員揃わないと、人に福を授けられないだって

個別のごひいきは大丈夫らしいけど

国を守るなんて大きな仕掛けは

全員のハンコ?がいる

★

さて、国家老が2家あります

元は加賀家からの地場侍の一族で、だからこそ、国の規模の割に禄が多い

今回のお国入りで、両家は、代々の奥様たちのへそくりが

2千5百両ずつある、ってことで、5千両の私財を、お殿様に献上すると決めます

で、奥様たちが城にあがって、小四郎と面談してその旨を言うと

小四郎は、私財など受け付けない、って

でも、未亡人のきれいな奥様が、死を覚悟した戦です、って泣くから

ありがとう、って受け取るのね

ここらも、とても良いお話なので、是非本編をご覧ください。

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あと、幕府から「お手伝い」って土木工事が発注されそうになり

100両を、老中の屋敷のお稲荷さまに奉納する、ってことが

江戸留守居役たちの仕事になります

小四郎の配下の留守居役の名前は楠

計画倒産の話を聞かされてはいるけれど

それが義とは、いまだ納得いかない・・

そしたら、小四郎の苦労を知っている老中が

特別に目通りして、100両、国の足しにせよ、って

★

で、楠は、領地の店のある大黒屋あてに

100両の為替を送ります

領地の借財は山のようにある、なのに100両ここにある

なら、返済に、っていうのが当たり前だけど

お前はどうする?って比留間が聞くので

大黒屋伊兵衛は、このままお渡しします、って

★

伊兵衛は、もともとここの領地のみなしごが、寺で拾われて育てられ

利発だったから、大黒屋に出されての出世だったのね

ご縁があって、また領地に戻ってこられたの

彼は、領地のために動きたい、って思うのですよ

★

江戸では、ご隠居が、借金踏み倒しに文句をつける白銀屋を

人を使って暗殺しようとします

そしたら、自分の檀家だから、って毘沙門天が死神を止めてくれて

白銀屋は死んだことにして姿をくらますことにして、助かります

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さて、小池さんは小四郎の領地に居座ってます

おいしい塩じゃけを待ってるのね

で、やっぱりおいしい、って思ったから、江戸に運べば高値になる、って

大黒屋伊兵衛は、喜三郎や小池の意見を受けて、動き出します

★

さて、今年は豊作で、仙藤家はみなが集まります

で、本家の利右エ門が、帳簿を調べた矢部が泣くから理由を聞いた話をします

でもって、借金が25万両って聞いて

改易になっても百姓が残るなんて料簡ではいけない、って

お殿様の戦なら、仙藤の家も参加して討ち死に覚悟が領民の心得だ、って

★

さて、無事に今年の塩じゃけを食べた小池が江戸に戻りまして

江戸城に出仕いたします。

そこで、小四郎の領地での「計画倒産」の策はどこまで進んでいるか、って聞かれ

義によって助太刀する、って、ご隠居のとこに直談判です。

もちろん、ご隠居は知らぬ存ぜぬですが、小池が邪魔だ、って殺害を目論み

再び刺客を送ります

前回、白銀屋を襲わせた男ね

で、もう、汚れ仕事をしても就職はできないし、こういうことはしない方がいいって

ご隠居の配下をいさめて、放置となりました

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領地では、喜三郎が病死いたしまして

そのあとに、塩じゃけを送る千石船の手配ができました

七福神が力を合わせて、救えぬ衆生はない、ってことですね

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小四郎は、喜三郎の葬儀で歌った琵琶法師を呼び出し

初めて、、異父弟に逢いまして、千石船にのる間垣作兵衛を

遠くから、見送ります。

★

鮭は江戸に、豊作のコメは大阪に

で、こちらは、出張る矢部に仙藤がついてきて、鴻池の番頭を呼び出します。

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千石船で江戸へ出た間垣は、こっそり小四郎の母の夏と逢います

盲目だった次男が、天下一の琵琶法師になった、って知らせたくて

で、夏が抱きつくと、ひとめ逢いたかった、って本音がぽろり

う~ん

この話、間垣がとってもかっこいい!!

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さて、ちょこっと種明かしで

大黒屋伊兵衛が、借金返済前の領地に肩入れするのは

江戸の本店の指示でした

楠が100両を為替で送るときに、包み隠さず、本店に打ち明けて

全国的に計画倒産されたら商家は全滅、って危機感をもった本店が

お家再興を頑張る若殿をバックアップしてたのね

★

帳簿の洗い出しは続きます

元金がどれだけで、ほんとの借金はいくらなのか

調べるほどに、膨大で泣けてきますが

そこに、上人様に助けられた、って山賊がきて

金山を見つけましたって・・

★

江戸への千石船に乗って、小四郎は江戸に戻ります

その頃、江戸の中屋敷には次男と結婚した初が

妊娠中で療養していて、警護は実家の大番頭の配下です。

ご隠居に、鮭の売り上げとか、盗られない配慮ですね。

そこへ、鴻池、大黒屋、仙藤もきて

借金棒引きの相談です

手元のお金は、国家老たちからの5千両。

鮭を売った5千両で1万両

これをして、「お断り」の下準備が・・

★

そしてその頃、死神はご隠居に取り付きます。

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商人たちが集められ

いよいよ「お断わり」の儀が始まるって、諦めてます。

小四郎登場。普通、殿様は一言だけだけど

目線を合わせて、言葉も発し

それだけで、悔しいけどありがたい、って泣く人もいましした。

さらに小四郎はもろ手をつかえて、謝るから

仙藤は、お殿様はそんなことしてはいけない、って泣きます。

でも小四郎は

借金は半額棒引きで、小さい借金と直近5年分は全額を

今年の8月までに払う、ってぶちあげます。

12.5万両と小さい分で13万両くらいかな

金山でも、見つからないと無理って、大黒屋も鴻池もいいますね

うん、金山、見つかったから(^^)

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老中は、計画倒産の策略を見抜いてましたから

無事に小四郎が切り抜けたのを、上様に報告したみたい

かくして、大名倒産の企ては阻止できて

中屋敷では初が男子を生みます。

めでたい!

大団円でしたね

面白かったので、是非、本作をお読みください!

とってもおすすめ(^0^)

大名倒産 下posted with ヨメレバ浅田 次郎 文藝春秋 2019年12月06日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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