大好きなシリーズです。
この作家さんでは一番好きなシリーズ。
10巻+11巻の襲大鳳で、一応完結、ってことになってますが
今回の番外編を見ると
もうちょい続くかな~って。
続いて欲しいな~。
黄金の世代の次とかね
☆
1,流転蜂
2,恋大蛇
3,三羽鳶
☆
吉原での火事騒ぎで
八丈島に遠島の罪となったうたた、さんの話でした。
始め、留吉なんて偽名をつかってたんですが
八丈島は、耕作地が少ないから
流人を受け入れることでフチをもらってるのね。
ただ、流人も、悪辣な奴は一応獄門処刑なもんで
町人とかは情状酌量の罪人が多い。
なので、島に有用な技術を持ってたりして
地道に働く人は、けっこう好感して受け入れらる。
留吉は武士で
武士は、町人みたいにすぐには戻れないんですが
島にも火事がおこるから
流人の中に火消しがいる、ってことで
公式に火消しが作られます。
流人のうち、上手に自分の食い扶持をゲットできなかったものは
今回の火消し成立=火消しに雇われる、ってことで
食い扶持ができて、けっこう助かる。
で、山火事が起きたんだけど、その規模がでかうて
火消しです~って立候補してたやつは
嘘ではなかったんだけど、下っ端で
うたたが、本気の采配で火事の拡大を防ぎます。
って話です。
うたたが、本気だすとこは、やっぱいい!
エンタメってこうだよね、って感じ!!
☆
2つ目の話は
京都の淀藩の酒飲まないと火事場に立てない弾馬の話。
祖父の代から浪人で、民間で火消ししてたら
淀藩のお殿様が直々にスカウトに来て
江戸のぼろ鳶と一緒に仕事することになって
なんか、遠くにきたもんだ、って思っちゃう弾馬です。
弾馬が助けた商家の娘が
弾馬と一緒になりたくて、縁談全部蹴散らしていて
さすがの弾馬も、娘の気持ちは気づいたんですが
火消しは女房を不幸にする、って断って
でも、火事場に酒持ってかけつけた娘を見て
あ、これはもうダメだ、ってプロポーズですな。
江戸と江戸以外の火消しで、演習戦があるようで
その副将に、弾馬が立候補です。
ね、演習戦の話、ありそうでしょ!
☆
3つめは、黄金の世代、の次といわれて目立たない
次世代の話。
するがに、ぼろ鳶のトップ2が婚礼に呼ばれて出かけ
加賀鳶の上層部も、法事で出かけちゃって
江戸の火消しが手薄の頃の話です。
☆
夜回りを欠かさない銀治が
火事を見つけて消火に動くと
空き家に5つの死体がありました。
心中か?とおもいつつ
銀治はなにか、違和感がある。
め組が頼ったのは、け組のりんじょう。
医療の心得がある火消しで
監察医みたいなもんだな。
死体を見たりんじょうは、違和感のもとを看破しますが
二人で帰宅しようとしたら
不審な奴がついてくる
なので、腕っぷしのいい柊与一のとこに向かいます。
火消しで武士の与一は
弟も凄腕で
夜遅くの二人の足音に、すぐに警戒態勢。
ですが、二人の顔見知りを見て家に入れると
つけてきた奴は、一応消えました。
☆
与一は、銀治やりんじょうの話から、火事で事件を隠してると考察し
で、動き出しまして
最終的には、安楽死を望むものから金をとる組織と
お家騒動の話をぶっつぶします。
かくして、黄金の世代の次は銀波の世代である、って
うん、この読売の記事がかっこいいんだよね~
ということで
ネタバレでは魅力は描き切れないので
ぜひぜひ、本作を購入して読んでください。
ほんと、おもしろいから!!
恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間posted with ヨメレバ今村翔吾 祥伝社 2022年03月19日頃 楽天ブックスAmazonKindle
☆
★
☆
☆
この記事が、読みたい本を見つけるヒントになったよ~、とポチして下さるとうれしいです 。
このブログは、読了した本のプロモーションを含んでおります。