スコットランド独立戦争の時代の
史実に織り込んだロマンス小説です。
ハイランドガードは11人いて
その全員の物語が書かれているんですが
日本では4冊で完結みたい。
本が売れない時代なんだな~。
漫画化すればいいのに。
ネット小説の転生モノより、漫画化すると、人気爆発しそうだけどね。
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スコットランドの王様が
急死しちゃったから、直系がいなくなって、王族がそれぞれ「俺が王様」と争い
そこに介入してきたのは
まぁ、ヨーロッパって王族は血族のことがおおいから
隣国のイギリス王が、調停しちゃる、っていいつつも
傀儡政権を作ろうとします。
王族君も、傀儡政権を許すほどは軟弱ではなかったんですが
介入を許した段階から、スコットランドは王位の内乱に
イギリスからの侵攻という、二重の枷を与えられるわけです。
でもって、頭一つ抜けたのが「ロバート・ブルース」
幾度となく、内乱でスコットランド貴族に追い込まれ
当時、世界最強だったイギリス騎馬隊に追い込まれ
死にそうな目にあいつつも
歴代のスコットランド王が戴冠する「儀式」を行って
逃げながらも、勢力をばんかいしょうとあがきます。
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そんなロバートの戴冠式に
王冠を乗っけたのが、スコットランド貴族の旧家であった
イザベラ・マクダフ
女性でありながら、かの貴族が王冠を載せる、っていう古式にのっとり
娘を残し、夫に逆らって、戴冠式を決行します。
結果、鳥かごみたいな檻に閉じ込められて
城壁からつるされるって刑を受けるのよ
すごい話だ
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そんなイザベラを助けるために
ロバートの配下である「ハイランドガード」が何度となく救出作戦を決行しますが
何度か失敗し、最終的には奪還します。
その陣頭指揮に立っているのが
ハイランドガードの仲間にも敬遠されてる「毒蛇」の異名を持つ男
ラクラン・マクルアリ
愛した妻に裏切られて、血族を皆殺しにされ
奇跡の生還して、妻の裏切りを知っても信じようとして
今度は地下牢で死にかけたなかで脱出したという
不屈の男です。
なので、人を信じないし、個人行動が得意で
ブルースに従うのは、血族の未亡人たちに金を届けるための
傭兵稼業なのね
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妻殺し、血族を殺した男っていう
まぁ、部分的には正しい異名を、そのまま受け入れ
結果、幽霊みたいに恐れられるってのもあるんですが
唯一、本当のことを知って欲しい、って思ったのが
イザベラなの。
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スコットランドのために、正しい王に冠を
その意志を曲げない、不屈の女性で
その上、とっても美人なのね。
イザベラもまた、ラクランに惹かれていきます
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ラクランは、嘘をつかない男なので
イザベラが残してきた愛娘への伝言を
約束通りに伝えてくれたり
地下牢暮らしだったから、お風呂とか、体をきれいにすることにこだわったり
まあ、イザベラの好みなのよ
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でも、娘のことだと、考えナシになっちゃう母でもありまして
娘を人質に取られた、って思いこまされて
ラクランを裏切るような形になったりして
でも、ラクランは、理由が娘だから、って許すのね
いい男だ
っていうか、もう、イザベラに惚れてるから
理由が男とかの裏切りじゃないと、
なんでも許してるんじゃないか・・?
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って感じで、最終的にはイザベラは娘と対面し
娘がイギリスに行くから、っていうから容認し
やがて、ブルースの戴冠が認められ
国内も平定されて
イギリスとの友好関係になった頃
ラクランと結婚したイザベラのとこに
娘が遊びに来る、って形で大団円となります
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ロバートの子孫が
メアリー・スチュアートで
エリザベス1世に殺された人です。
で、エリザベスは結婚しなくて子供もいないから
メアリの息子のスコットランド王が
両国の王となります。
歴史って、面白いよね~
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全4冊、面白いので是非読んでみてくださいませ(^^)
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