後宮の烏(5) 白川紺子 推し本の感想レビュー備忘録。新月の痛み激化&結界破壊! 

どんどん、むずかしくなっていく~

でも、面白さも増していく~

後宮の烏 5 (集英社オレンジ文庫) [ 白川 紺子 ]

後宮の烏(白川紺子)(完結) | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

☆

1,笑う女

2,黒い塩

3,烏妃の首飾り

4,破界

☆

冬の王、夏の王、ってのがあって

冬の王は祭祀の王で、烏妃の中に封じられています。

今の帝は、今の烏妃を愛しく思ってますが

彼女を妻として娶る道を選ぶことなく、彼女に自由になる道を示し

そのための色々を探しています

☆

そんな話を縦糸にして

後宮のいろいろ話が横糸になってます

☆

帝の側室が二人、懐妊して、後継のためにはめでたいですが

黄英さまは、格上になって、住む宮殿を移るのですが

怖い、嫌だ、って言い出しまして

だから、烏妃が清めてくれるなら、って

☆

烏妃がいろいろ宮女たちにしてあげたら

彼女が信仰の対象になっちゃって

後宮で騒ぎが起きたのが、前の話

もともと、烏妃は冬の王だから、信者ができやすいのね

帝もそれをわかっているので

烏妃を罪には問いませんが、宮から出るな、宮女の頼みを聞くな

って命じられてます

ですが、今回、宮移りをいやがる側女のために

烏妃が動くの

そのなりゆきで、先祖代々の化粧箱を埋めようとする宮女・松娘を見とがめ

悪いものはついてない、ってことで、でも何かが憑いているから

冬宮に預ける、って体裁で調べることに

☆

一方、妊娠した側室のひとり、晩霞は、父に背き、烏妃に肩入れすることを決め

そんな妹を、兄と弟も支持してくれまして

さなめ一族は、父と、子供たちに、小さく派閥が別れてるのね

そして、烏妃を後宮に閉じ込めている封印を破るためには

白雷の力が必要で、彼を晩霞の兄の力で呼んでほしい、って

☆

化粧箱は、人身御供で焼かれた女の最後の顔を模したものですが

女には娘がいて、その娘が怖がらないように、女は最後まで娘に向けて

笑顔を見せていて、長じた娘が、その情景を描いたのが、化粧箱でした

壮絶・・

そんな化粧箱から、夜な夜な女が姿を現す理由は?

予知でした

末裔である松女の寝台が、腐った梁の下にあって、その梁が落ちたのです。

でも、松女は、今回の顛末で寝台を離れていて、無事でしたね

母の愛だ・・

☆

次の話は、前王朝の遺臣を迎え入れる、って帝の決意の話

☆

羊舌氏は、銀髪の前の王朝の遺臣ですが

その時代の王の不興を買って下野し、結果、前王朝崩壊に巻き込まれずに

今も、地方で権力を持ってます

で、一人娘を亡くし、孤高でいる羊舌を、帝が呼びまして

娘の死の真相を解明してくれるなら、って条件がつきます。

☆

娘の死の真相を、羊舌氏は知ってました

試したのね

で、烏姫が前王朝の遺児だと帝が示唆し

亡くした娘への想いを烏姫に置き換えた羊舌氏を誘導して

帝は、烏姫の後ろ盾を羊舌氏に依頼、氏は受けます

ここらのやり取りは、是非本編で

☆

羊舌氏と関わりができて

帝は、前王朝では当たり前とされていたことが、今には伝わってないこと

烏妃への申し送りも、切れていることを知ります

そんな中で、歴代の烏妃の魂を呼び返しても

戻ってこない、って事実に、烏妃が気づきます

彼女たちの魂は、亡くなってどこへ?

☆

羊舌氏からは、帝に側室が送られます

それは、王宮に囚われた烏妃の補佐となるべく

羊舌が選んだ娘の予定

でもその前に、白雷が、呼び出しに応じます

術師ではありますが、いろいろ知識の欠けていた白雷は

自分が引き取った小娘への情がわき

彼女をいけにえにしないために、呼び出しに応じたのね

☆

新月の夜に、烏妃に封じられている烏(うれん娘娘)が

体から抜け出していきます

その際に、烏妃は、体が引き裂かれる思いをする

歴代の烏妃にはそれに耐えられずに、自死した者もいる

狂乱した者もいる

そして今、烏を酩酊させる牡丹の花をささげないようになっていて

新月の浮遊は、過去最悪の痛みで、烏妃を引き裂きます

思わず絶叫して、目がさめる烏妃

☆

そんな、早死にした烏妃が持ってきた、美しい首飾りがありました

継母にいびられ、烏妃に選ばれて後宮へ

幸せになれる、と信じていたのに

先代の烏妃が亡くなって、新月の痛みを受け継いで、

自分の不運を慟哭して、亡くなった娘

☆

首飾りを持ち出す時に、継母が追ってきたようです

よい品は、海が荒れた時に沈めて神にささげるのが常なのに

それを横領して持っていて、それを烏妃が持ち出したので

死に物狂いで継母が追ってきた・・

海には、うれん娘娘の半身が封じられている・・

☆

新月の夜の痛みに耐えきれず

後宮を出たい、と望む烏妃もいました

でも、後宮をめぐる結界から出ると、烏妃は

ぱたりと絶命するのね

で、その烏妃たちの魂はどこへ?

☆

白雷の手助けもあり、三人の術者がそろって

烏妃をはばむ結界を破ることができました!

でも、結界が壊れたと同時に

歴代の烏妃たちの魂が

破った烏妃に殺到します!

ゾンビの群れ!

死んでもなお、初代烏妃の術に囚われ、コマにされた妃たち

その中に

今の烏妃・寿雪をいつくしんでくれた麗娘の魂も!

烏妃は、新月の痛みに耐えきれず

若くして亡くなることが多い

でも、麗娘は、頑張ってた。寿雪を守るためでもあった。

そんな彼女は、術で、ゾンビ化することがあったら

烏妃たちを葬る呪詛返しをほどこしてくれていた

もしも、寿雪が封印を解いた時に、寿雪を守るために!

それをしって、寿雪は絶叫します

愛する麗娘が、死してなお、こんな扱いを受けなければならない

こんなことが許されていいはずがない!

心が平らかでなくてはならない

人を関わってはならない

それが烏妃のしばり

なぜなら、感情が激すると・・

☆

後宮の結界はやぶれ

歴代烏妃の魂は、呪詛返しによって消えた

そして自由になったはずの寿雪には

寿雪ではないものが、顕現していた・・

☆

きゃ~

むずかしい話だけど面白い!

過去、女神を封じた人間

その女神をしばる結界はやぶれたけど

寄りましとなった寿雪は消えてしまったのか?!

次巻、楽しみ!

そろそろ最終巻かな~

後宮の烏 5posted with ヨメレバ白川 紺子/香魚子 集英社 2020年12月18日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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