推し本。
このミステリーがすごい！ という公募がありまして
その受賞作は、けっこう当たりはずれがあります。
ここんとこ、今一つでしたが、本作はヒットでしたね～！！
作者は東大出身の現役弁護士。本作が注目あびて、映画化されるようです
主役は綾瀬はるかさん、とか。
元彼の遺言状 （宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ） [ 新川 帆立 ]
二作目もでてまして、そっちも読む予定なので、備忘録レビューを書く予定です。
↑書きました。
新川帆立、作品の感想レビュー備忘録は←こちら。
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応募のタイトルは、「三つ前の彼氏」だそうで
タイトル変更して、非常に良かったと思います。
以下、ネタバレ注意
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剣持麗子という、やりての女性弁護士が
彼氏からレストランでプロポーズされる場面から始まります。
その指輪が安物だ、ってレストランの席から帰っちゃうのね
え～、ってつかみですよ。
で、くさくさして、昔の彼の森川君にメールしたら、死にました、って。
森川君は、有名な森川製薬の一族で、すごい財産家でした。
で、自分を殺した人に財産を贈ります、って遺言書を書いてる。
森川の友人で、麗子も知っていた篠田くんから、森川がインフルエンザ？で急死したとか、遺言書のこととか聞いた麗子。
篠田が犯人と名乗って（インフルエンザの罹患者で、見舞いにいって、移した犯人）、財産をもらったら、その成功報酬が半端ない、ってことで心が動き
篠田も、友達だった森川のことをもっと知りたい、と麗子に話して利害が一致。
麗子は篠田から依頼された弁護士、として、森川製薬へ。
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そこでプレゼンするのは、篠田が犯人、ってことではなく、篠田が相続したら、現在森川製薬が計画している企画を押しますよ～って点でした。
で、三人のうち、二人が「篠田犯人説」を採用したので、一次審査OKって感じなのね。
で、他にも森川は遺言を残していて、元カノとか、犬を世話してくれた獣医とか、まぁ、いろいろ大盤振る舞いで、ただ、その売却には、森川の親族と、もらう本人が立ち会わないといけない。
って感じで、森川は「元カノ」枠でも参加することに。
途中で篠田が手を引いちゃうですが
森川のおじさん、っていう人が、今度は麗子を雇い
途中、売却責任者だった弁護士の事務所が荒らされて金庫が盗まれたり
その弁護士さんが毒殺されたり、ヤクザが徘徊したりと
大きなお金がうごくだけに、いろいろドロドロしていきます。
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最終的には、弁護士を殺した犯人は確定され
森川が、なぜこんなけったいな遺言書をのこしたかも
まっとうな理由がわかるわけです。
一気読みできました。
いろいろ批判はあるようですが
作者の一作目でこの水準は、すばらしいと思います。
キャラ立ちが半端ないしね。
とってもおススメです（＾＾）
元彼の遺言状posted with ヨメレバ新川 帆立 宝島社 2021年10月06日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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