この頃のシリーズって
作者の脂が乗り切っている時期で
1冊の中身が濃い!
吉原の仮宅営業ってのは、
けっこう有名な話で
江戸には火事が多かったから、吉原も何度となく焼けて
そうすると、仮宅って形で、吉原以外の場所で営業するのね
そんな時は、裏を返すとかしないで、遊びにお金がかからないから
お客様が殺到して、焼け太り、ではないけど、見世はもうかったそうです
そんな中での事件です
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1章、長い夜
2章、青磁の壺
3章、お咎め小普請
4章、冬の金魚
5章、馴染み迎え
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会所は、吉原の見世や従業員を守る組織だから
仮宅のために、江戸に散らばった見世を巡回するのね
とっても大変
そんな中、売れっ子の花魁が、火事騒ぎで足抜けした、ってことに
☆
地元のヤクザの親分も、見世に金をせびりに来るので
それに対応するのも会所であり、幹次郎です
亀戸の寅蔵一家。悪なんだな、こいつ
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さて、仮宅で散り散りになった女郎たちの集まりの場所ってことで
汀女の学校が推奨され
三浦やの仮宅が、提供されます
で、会所のメンツが狙われる事件が続発で
会所は、緊張しますね
☆
吉原の焼け野原の場所をさぐる一団がいて
見世の主は、ツボに金をいれて埋めることがあるのね
そんな火事場泥棒を、幹次郎が見つけてけん制します
それは、ある見世の勘当された息子が、金で雇ったごろつきでした
それらは、幹次郎をはじめ、会所で処分できました
☆
さて、幹次郎夫婦の幼馴染の甚吉は
吉原の見世で下働きして、所帯を持ち、つれあいは妊娠中
なのに、見世が焼けて路頭に迷う寸前です
幹次郎は、会所に話を通してあげましたね
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津島道場は、吉原炎上事件の時に会所の仕事を手伝ったので
お礼、として謝礼が出たので
その金で、床板を直しました。良かったね(^^)
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さて、火事で足抜けしたのか、って思われていた花魁が度座衛門土座衛門でみつかり
仮宅での売れっ子もまた消えて
これは、足抜けではなく、拉致られているのでは、ってなります
5人の遊女が消えて、ひとりは土座衛門で発見された
佐吉の探索の結果、ある小普請組の海の館に
女たちが集められている、ってわかるのね
女たちは転売目的だったようで
殿様は金魚の品種改良しか考えない人で
館の用人が、殿様のため、と自分の金のための策略でした
幹次郎たちの活躍で
御家は断絶しましたが、お殿様は生きてます
花魁たちは、無事に回収されました
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そんな騒ぎの間にも、無事に人の女房になれた元花魁が
元彼(^^)の男に付け狙われているのを知った会所が
そいつを成敗します
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ってところで除夜の鐘
絵になるね~
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