仮宅 吉原裏同心(9) 佐伯泰英 ネタバレ注意 炎上騒ぎ&仮宅生活の中で花魁が拉致される事件が続発

この頃のシリーズって

作者の脂が乗り切っている時期で

1冊の中身が濃い!

吉原の仮宅営業ってのは、

けっこう有名な話で

江戸には火事が多かったから、吉原も何度となく焼けて

そうすると、仮宅って形で、吉原以外の場所で営業するのね

そんな時は、裏を返すとかしないで、遊びにお金がかからないから

お客様が殺到して、焼け太り、ではないけど、見世はもうかったそうです

そんな中での事件です

☆

1章、長い夜

2章、青磁の壺

3章、お咎め小普請

4章、冬の金魚

5章、馴染み迎え

☆

会所は、吉原の見世や従業員を守る組織だから

仮宅のために、江戸に散らばった見世を巡回するのね

とっても大変

そんな中、売れっ子の花魁が、火事騒ぎで足抜けした、ってことに

☆

地元のヤクザの親分も、見世に金をせびりに来るので

それに対応するのも会所であり、幹次郎です

亀戸の寅蔵一家。悪なんだな、こいつ

☆

さて、仮宅で散り散りになった女郎たちの集まりの場所ってことで

汀女の学校が推奨され

三浦やの仮宅が、提供されます

で、会所のメンツが狙われる事件が続発で

会所は、緊張しますね

☆

吉原の焼け野原の場所をさぐる一団がいて

見世の主は、ツボに金をいれて埋めることがあるのね

そんな火事場泥棒を、幹次郎が見つけてけん制します

それは、ある見世の勘当された息子が、金で雇ったごろつきでした

それらは、幹次郎をはじめ、会所で処分できました

☆

さて、幹次郎夫婦の幼馴染の甚吉は

吉原の見世で下働きして、所帯を持ち、つれあいは妊娠中

なのに、見世が焼けて路頭に迷う寸前です

幹次郎は、会所に話を通してあげましたね

☆

津島道場は、吉原炎上事件の時に会所の仕事を手伝ったので

お礼、として謝礼が出たので

その金で、床板を直しました。良かったね(^^)

☆

さて、火事で足抜けしたのか、って思われていた花魁が度座衛門土座衛門でみつかり

仮宅での売れっ子もまた消えて

これは、足抜けではなく、拉致られているのでは、ってなります

5人の遊女が消えて、ひとりは土座衛門で発見された

佐吉の探索の結果、ある小普請組の海の館に

女たちが集められている、ってわかるのね

女たちは転売目的だったようで

殿様は金魚の品種改良しか考えない人で

館の用人が、殿様のため、と自分の金のための策略でした

幹次郎たちの活躍で

御家は断絶しましたが、お殿様は生きてます

花魁たちは、無事に回収されました

☆

そんな騒ぎの間にも、無事に人の女房になれた元花魁が

元彼(^^)の男に付け狙われているのを知った会所が

そいつを成敗します

☆

ってところで除夜の鐘

絵になるね~

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