法律は嘘とお金の味方です(1) 永瀬さらさ 推し本の感想レビュー備忘録。嘘を見抜く女子高生とイケメン訳あり検事の話。

推し本。作家買いです。

これ、漫画化されてます。

法律は嘘とお金の味方です。〜京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌〜 1【電子書籍】[ 永瀬さらさ ]

漫画化の方は、1巻で小説版の2話入ってますね。

ネタバレ注意

法律は嘘とお金の味方です。 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌 (集英社オレンジ文庫) [ 永瀬 さらさ ]

永瀬さらさ | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

後妻は遺産でもめるもと

親には会っておかないと遺産が減る

DQNネームは苦労する

財布を拾って届けるのは危険

敏腕弁護士の吾妻正義

その孫の女子高生のつぐみ。

で、吾妻家に後見人となってもらって育ち

今は検事の草司

この三人の人間関係に

弁護士事務所に持ち込まれた事件がからみます

最初のは、後妻業の妻が、亡き夫の娘に遺産相続で訴えられる話。

貸金庫の中に10億って話があって

それが全部欲しい、って娘側が訴えました。

まぁ、いろいろありまして

正義は生前に相談されていたようです

病気になっても見舞いにもこない前妻と娘

相続したのは、負債だけみたいね

そして後妻業の女性は、家族に見捨てられた年寄りだけをターゲットにしてるらしい。

ある意味では、人情的でした

ぼんやりした未亡人が、株で勧められるままに購入して損したから

息子から詐欺、と訴えられました。

父亡きあと、寄り付かなかったくせに、財産が減らされそうって知って動く息子。

老人ホームへの根回しも万端、認知症だって証明までしてたのね

正義ががっつり詐欺じゃない、って勝利です。

つぐみの友人が、キラキラネームを変えたい、って訴えます。

ある意味難しい訴えですが、つぐみの口利き、って感じで受ける正義

ネーム問題の真相は

孫娘の命名の時からもめていた、嫁と姑問題でした。

詐欺で服役した父亡きあと、母と高校生男子はつつましく暮らしてたのに

隣に弁護士一家がひっこしてきて

財布を拾って届けたら、10万円ぬすまれた、って訴えられた

この事件、けっこう悪辣だった

そして、加害者の家族ってのは一生こういうもんだ、って検事の草司が

草司の父も検事で、証拠をでっちあげた、って起訴されて

その途中で行方不明になってました。

草司は、母を心労で自殺で亡くし、保険金目当ての叔母家族に虐待されてて

その親戚は放火?で全員焼死したりして、けっこういろいろ・・。

で、草司は、今ちゃんと戦わないと、お前が腐る

そして恩返しというのは、今俺が動くように

将来、だれかのために動くことだ、って

うん

とっても良かったよ。

弁護士の妻の父親が、高校男子の父の被害者であり

父親の方も加害者でした。

加害者、ってバレるのが嫌での見苦しい動きでしたね

とっても面白かったので、2巻読みます。

法律は嘘とお金の味方です。 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌posted with ヨメレバ永瀬 さらさ/おかざき おか 集英社 2018年07月20日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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