後宮も二度目なら(二) 中村颯希 推し本。私の感想レビュー備忘録。2巻で完結、善き。

推し本。

推し作家のカクヨム連載の文庫化二冊目です。

この作家さんの魅力がよく出た作品で、二巻一気読みしました。

特に二巻は、令央と珠珠のハピエン結婚後、があって、堪能しました。

大満足です。

白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 二(2) (富士見L文庫) [ 中村 颯希 ]

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後宮も二度目なら(二) 目次

5.ばらすつもりじゃなかった

6,捌くつもりじゃなかった

7,戦うつもりじゃなかった

8,二度目の彼女

9,後宮も二度目なら

エピローグ

書き下ろし

二度目はきっと

後宮も二度目なら(二) ネタバレ注意

大烏の主である令央が、ちゃんと後宮に迎えに来てくれたのに

酒の飲み比べをして、夏蓮を助けることで、約束の時間に間に合わず

ちゃんと令央が待っていてくれたのに、勝手に絶望しちゃう珠珠です。

現在の帝は、とっても残虐らしい

その残虐さを、寵妃ってことで、一手に受けているのが桜蘭らしく

それは、ほとんど人身御供らしのね。

郭武官は、実は皇太子の自誠で、帝の摂政みたいな状況をしながら

後宮から帝を操る太監長の弱点を探してたのね。でも、見つからない

自誠の妹で公主の芙蓉も一緒に動いているけど、それでもダメ、ってのが語られます

さらなる嫌がらせが到着しました。

とっても太った美しい?豚の死体が妃たちの部屋の門前に。

贄の豚を盗んでここに置いた、ってことで

白泉の妃たちを落札しようとするんですが

今回も珠珠が、豚には贄としての焼き印がないから

贄を盗んだわけではない、って。

ほ~。

昔、自分が焼き印押される時の聞きかじりね

盗品豚ではない、と桜蘭と太監長は納得?して消えましたが

豚を移動させて、門前をキレイにして、儀式に参加せねば落札、ってことで

郭武官を呼びましょう、と他の妃たちはいいますが

郭武官が苦手な珠珠は、豚を捌くのは得意だから!と一人でやると頑張ります。

夏蓮と一緒に短時間でさばいて、今度こそ落札を目指すために一人移動しようとする珠珠。

でも、他の妃たちが、自分たちの舞のメイク他をすませ、珠珠用に沐浴セットまで用意

逃げられなくて、珠珠は泉の側に沐浴場所へ連れ込まれます

さて、郭武官の方が、太監長の隠し持った、国の政治を動かす金印を探し出してました

見つかって、逃げたら、珠珠の沐浴する泉に遭遇

で、自誠を追う刺客たちが、珠珠も襲うので、一緒に撃退してたら、自誠は無事に全部を成敗

珠珠に、自分の身分を明かそうとしますが、珠珠は、聞きたくない、と逃げ回ります。

自誠は、すべてのケリをつけるために、とりあえず戻っていき

珠珠のとこには、令央がきて、いろいろ説明してくれまして

後宮から助け出してやる、っていいますが

珠珠は、桜蘭が弱みとして握られていた手紙を令央が見つけたのを見て

桜蘭を救いにもどります。そして令央も、珠珠の推論で得た帝を惑乱させた毒物の件で、父親たちのとこへ

とりあえず落札のために、喀血のフリをした珠珠だけど

芙蓉公主に、三人の妃たちが、命がけで皇太子に直訴して

珠珠に毒がもられたのは、あんまりだ、と

後宮の現状を訴えます。

で、こっからクライマックス

桜蘭が白を切るあいだ、こっそり忍び寄った珠珠が

桜蘭が脅されていた手紙を回収したのを見せて、渡して

結果、桜蘭はここで!と太監長を弾劾します

自誠も、この波に乗ります

烏への嘘の命令も、ここで白日に

珠珠の正体がばれ、桜蘭がなぜ彼女を陥れたのか

自誠が何でも言う通りに、というので、珠珠は桜蘭を花街に落とします

そこでなら、きっと生きていけると思うから

うん、ここらのお互いの裏を読む思いやりが、とてもいいです

ぜひ、本編を購入して読んでみてください。

エピローグは、一件落着して

珠珠が、ちゃんと門から令央と一緒に帰還するとこから

自誠は、珠珠を取り戻す気満々で、令央には「預ける」というけど

令央も、戻す気ないし、自誠をちゃんと帝だとも、まだ認めてない、って

ほほ

帰り道、令央くんが、ちゃ、っと珠珠にキスしますが

令央君の想いに気付いていない珠珠は、こういうことはダメだ、というので

続きは地元に戻ってからな、って

カクヨミ、ではここで終わっていたようですが

書き下ろしはその後、地元に戻った二人の話です。

珠珠に忠誠を誓った夏蓮は、下女としてついて来てまして

珠珠が令央を、完全には受け入れてないので、令央には反抗的で

で、令央の片腕の宇航が、不器用な令央のことを教えてやりまして

その頃には、やっと珠珠も令央の想いが思い至りました、って。

うん、珠珠も、令央が嫌いではなかったのね

自誠に触られるのはダメでもね。

書き下ろしの色々ハピエンのとこは

ほんとに良い感じなので、是非本編を購入して読んでください

私もリピ読みしてます。

って感じで読了

とっても推しです(^^)

白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 二(2)

posted with ヨメレバ

中村 颯希/新井 テル子 KADOKAWA 2022年01月15日頃

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