大好きなボロ鳶シリーズ
第一部完了、とのことです
老中田沼に対抗する、一橋の暗躍で
江戸は火事が続いてますが
大ボスの一橋が、ついに顔を晒して松永と見合います!
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6章、鉄の意志
7章、信
8章、若き銀杏よ
9章、大音の男
10章、その名、伊神甚兵衛
終章
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上巻で、最後につぶやいた「火事を止めたい」
っていう、伊神の無実を信じ?てか
真相を伊神の口から聞きたい、って
切腹覚悟で、尾張藩下屋敷の火事場に現れた伊神を連れて
トンずらする、って案を出して
廻りに了承された松永です
伊神を連れて、逃げた先は
尾張藩火消し・白蜻蛉の段五郎を父に持つ孤児・段吉が
和尚亡きあと
ほそぼそと営んでいる、孤児育成中のお寺でした
今はたんかん和尚、だそうです
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火消しに縁のあるたんかん和尚の寺に
伊神をかくまいながら、松永の父が亡くなった時の話
その後の話を聞かされて
田沼に反抗しながら
尾張藩への影響力を増すために
一橋が暗躍している、ってことがわかります
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でも、敵もさるもの
寺に伊神たちがかくまわれてると知って
一橋からごろつきが・・
子供が人質にされますが、唐笠童子の要人が現れて
ばっさり切り捨て、助けてくれます
伊神が犯人ではないらしい、って報告された田村が
伊神拿捕の命を解いたので、伊神は放置だし、子供たちも
しばらくは守ってくれるって、いいやつだな!
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ただ、一橋は、伊神が大事にしている桐生の人たちを人質にして
伊神をおびき出す策を企て、実行します
人質がいるから、死地だとわかっていても伊神は走るし
松永も追います
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この策には、まだガキで小粒の、慎太郎も慶司も藍助も考慮されていないので
三人は、自分たちの乱入で、敵の策を壊そうと動きます
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一方進藤内記のところには
一橋から、城火消しにする、って誘いが
内記は、一段上に立てば、もっと火消しを効率よくできる、ってので
一応、一橋の策にのったふりをしますが
こっそりと、城への門を開けるように、手下に手配します
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松永が伊神と江戸に走りこむと
瓦版で伊神を憎む庶民が、やたらと殴りかかってくるのですが
義父の卯之助に頼まれた、って辰一がボディーガードに登場し
3人で、火元の一橋下屋敷へと走ります
一橋は、火元には伊神を引き寄せるための囮の百姓がいるから
城下の門を閉めさせていて、そこで加賀鳶とかともめてます
でもって、昔、青二才だった松永たちの役割を
慎太郎たちが言い出すので、加賀鳶頭の大音が許し、三人をはしごで中へと放り込みます
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進藤内記の前に一橋の民部卿が登場し
夾竹桃の煙で殺そうとしていて
内記がこっそり開けようとした門も、しっかり押さえられて
そこへ、慎太郎が入ってきて
進藤様は、立派な火消しだ、っていうから
進藤さん、火消しをはじめよ、って命じるから
一橋配下の火盗改めと喧嘩になって
そうなると、町民の火消しはかなわないけど
ちょうど、慎太郎たちに門を開けてもらった松永たちが乱入
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こっからは、ほぼほぼ松永と一橋の渡り合い
火事場の法を作ったのは4代将軍で
それを使って、伊神の捕縛を鎮火後に先送りする松永
火消ししてみれば、放火か身内かわかるぞ、って脅すと
一橋は、すんなり吾妻ってのに、罪を押し付けた
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一橋がとりあえず引いたので、火消し全開です
ですが、夾竹桃の毒煙があるから、策が必要で
それには、一人が犠牲にならないといけない
松永が名乗りでようとしたら
伊神は走り出して飛び込みます
そして、無事に皆を助け出して死ぬの・・
伊神さんと松永が走り出して、火事場へと急ぐ場面から
雛の三人が頑張るとかとか
伊神さんが最後に火消しに戻るとことか
何度読んでも泣ける!
これは、ぜひ本編を読んで欲しいし
伊神さんの話は、黄金雛、っていう番外編を読んで欲しいし
要するに、全部読んでください!
熱烈おススメの時代小説です
佐伯泰英さんもいいですが
今村翔吾さんも、ほんとにおススメの作家さんです
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吾妻はしっぽ切りで殺され
進藤内記も、今回はみなと一緒に火事を消し
松永が尊敬していた伊神さんは火消しに戻り
命をかけて伊神さんを助けた、松永の親父様も浮かばれます
シーズン1
見事な大団円でした
次がでるのを、楽しみにしてます(^0^)
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