推し本。
作家買いです。
この作家さん、ほんとうに上手!
垣谷美雨 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
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嫁をやめる日 ネタバレ注意
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夏葉子は、夫が46歳の若さで脳溢血で突然死しちゃいます。
結婚15年。
実家の東京からはるばる長崎まで転勤についてきて
長崎は気に入ってるし、実家と距離を置きたかったから
それに不満はないけれど
子供もいないし・・。って
いろいろ考えることはあります。
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亡き夫の通帳を見たら、けっこうな額が女性名義・サオリに振り込まれていて
これは愛人か?って思いますよね
私は、関係のある男、ってのが気になって
ゲイなのを恐喝されてるのか、っ読みながら思っちゃいましたよ。
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夫がローン組んでくれた家なので、死亡生命保険でローンはなくなったけど
子供がいなくてちょびっとの生命保険しかないので
持ち家で、パート仕事の日々となります。
そしたら、夫の名家である家からは、姑がしょっちゅう遊びにきちゃって
鍵は返してくれないし
お墓には、すでに嫁の名前が彫り込んであるし
舅は認知症の気配があるし
亡き夫の姉は引きこもりで
そんな婚家にしばられたくない、ってのが、まぁ、本音
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ジムの女友達も、夫が柔道部の生徒のママと不倫してるらしい、って感じで辛そうだし
そんな中に、ちょっといい男がいて
恋人状態になるんですが、気付けば、一緒の時に金を払うのは、いつも女である夏葉子の方
彼の実家に一度だけ行ったら、自分が海外放浪する間に
両親の面倒を見て欲しい、って感じ
ほほ、すごいわ~
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アテにしてなかった実家の父が
常連さんの娘さんが自殺した、って話を聞いていたからか
しっかり者の長女、だった夏葉子をいろいろ気遣ってくれて
婚家の姑、舅、姑の妹、の三人に向かって
しっかり言ってくれます。
仏壇は返すし、亡き夫の荷物も送り返すし
鍵も変えちゃう。それを、父がいる間にやっちゃう
男親って、頼りになる。
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最後の最後に、引きこもりの姉が、夫が恐喝されていた真実を教えてくれて
夏葉子さんを、好きだった、大事にしてた、って言ってくれて
まぁ、色々の事件で大人になった夏葉子は、それをうのみにはしないけれど
今はもう、それでいいかな、って
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亡き夫からの籍を抜いて旧姓に戻した夏葉子ですが
長崎には住んでいるし、姑とかが困っていると声くらいはかける
そうして、日々はすぎていく、って感じで読了。
これは、ドラマになるな~
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posted with ヨメレバ
垣谷美雨 中央公論新社 2017年03月
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