真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!(2) 彩戸ゆめ 推し本の感想レビュー備忘録。エドワードの決断。

推し本。

ネット小説の書籍化。

エドワードは真実の愛を見つけたと、マリアベルと婚約破棄。

マリアベルは隣の帝国の皇太子と運命の愛で婚約。

ただ、エドワードの婚約破棄の顛末には

現在の王が皇太子だった頃の、疫病の真相が隠されていたようです。

ネタバレ注意

真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!(2) (Mノベルスf) [ 彩戸ゆめ ]

推しのネット小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

1,黄金の海

2,セドリック・レルム(王国視点)

3,セドリックとの再会

4,アルバ・アクイラ

5,ダンゼル公爵の企み

6,エドワードの選択

7,それぞれの旅立ち

8,レギーネ選定

閑話、帝国の赤いバラ

9,西の孤児院

10,ルキウス祭

書き下ろし、猫の宮殿

ランタン祭り

チョコレートの贈り物

空にあなたと

セドリックは、王国の王の弟の息子です。

王からみると甥。

エドワードの従弟。

そして、現王より王弟が優秀だったように

エドワードが凡庸なのに対して、セドリックは天才です。

マリアベルは、父の侯爵が拘束されたと知って

レナートと一緒に王国に潜入中。

兄のジュリアンとの話し合いで、母ではなくてセドリックと逢うことに。

セドリックと逢ったレナートは、まだ少年だけどセドリックの行く末を見て取り

隣国としてやっていける、と安心します。

そして、現在、王さまが体調不良で、過去の王族と国家への疫病の元凶が

黒死麦による中毒だった、って

マリアベルは、もろもろの証拠を持って王城へ。

エドワードは、まわりに流されておまぬけのままで

王は、黒死麦を少しだけ賞味して(わざと)弱ったふりで

ダンゼル公爵を追い詰めます。

ここらの顛末は、是非本編を購入して読んでみてください。

すごいです。

ダンゼル公爵の企みはついえました。

黒死麦で王族と高位貴族を殺して、自分だけが薬で生き延び

今は、エドワードが平民娘と結婚したい、というからその後見におさまり

平民娘には子供は産ませず(中絶させるか子殺しか)

いずれは自分の娘と結婚して、外戚として権力をふるうつもりだったのね。

エドワードは、父の王族の覚悟とか目の当たりにして

アネットを選ぶなら、皇位継承を破棄しろ、とやんわり示唆されて

アネットを取ります。

公爵が失脚して、その後釜にエドワードが入ります

公爵は、共和国の傀儡でしたが、その共和国からの援助がなければ

公爵領土は痩せるから、不穏になりそうね。

それが、エドワードへの罰ね

王国がひと段落して、帝国に戻ったマリアベルとレナート

今度は、レナートの妻としてふあわしいか、って選定が仕掛けられます。

レギーナ選定。

今回は、東西の孤児院の運営により、収益を競います。

相手はクラウディア。

マリアベルの担当は西の孤児院で

院長の部屋は高額な調度が並び、太った指には指輪の痕が。

ってことで、裏帳簿含めて、院長の後ろ盾だった貴族まで一網打尽。

ルキウス祭での売り上げで優劣を競いますが

がっつりクラウディアの妨害工策が。

クラウディアは勝利を疑ってませんでしたが

元院長から差し押さえた調度品がオークションで高値で売れて

それが収益となったので、マリアベルの勝利です。

レナート皇太子は、もともと正式に王の認可で婚約したのに

それが覆ると考えるのが間違いだ、って

うん。

外国の侯爵のお姫さまだったマリアベルへの反対勢力を

がっつり遣り込めるために、クラウディア側ではなく

レナート皇太子側の仕掛けって感じですね。

書き下ろしでは、レナートの下の弟

猫狂いのリナルドのお話。

自分ほどの猫好きはいない、と思っていたら・・。

これは、続巻への伏線ですね。

って感じで、王さまの糾弾がすごかった。

エドワードは、まぁ、婚約破棄したところから

このざまぁ、はお約束ですからね。

って感じで次巻へ。

とりあえず、ここで切れ目は良いのですが

3感が出たので、読んでみました。

真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!(2)posted with ヨメレバ彩戸ゆめ/すがはら竜 双葉社 2022年01月14日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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