推し作家の人気シリーズ。
本作である、まんまことシリーズ、と
しゃばけシリーズ、が、時代小説でのこの作家さんの人気シリーズ
他にも色々書いてまして
現代小説も多いです(^^)
とってもおススメ。
ネタバレ注意
畠中恵 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
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きみならずして
麻之助は、愛妻を出産で亡くしてまして
子供も亡くしてまして、とっても落ち込みました。
周りは再婚を勧め初めていて、縁談がたっぷりです
で、麻之助の心を助けてくれたのは
亡き妻・お寿ずの血縁で、ちょっと面影が似ていたおこ乃さん。
彼女を後妻に、なんて周りが考えてもいましたが
亡き妻に似た娘に手出しすることもなく
おこ乃さんは、お武家で、参勤交代で国元に帰るうちへと
お輿入れです。
妻の財産は少ないから、と、麻之助は、彼女へのお祝いにべっこうの櫛を贈ります
何かあったら、お金に換えていいからね、って
ここらは、いろいろ相談事があって、生活知のある麻之助らしいですね。
で、そんな麻之助のとこに、おりょう、という娘が、私が見合い相手です、って現れます。
でも、彼女は、許嫁に不幸をもたらす娘と評判で
一人が病死、二人目が事故死、三人目も病死らしい
しっかり麻之助が謎解きします。
おりょうの兄貴に惚れていたおりょうの友達が、悪い噂で
おりょうの結婚を遅らせようとしてたのに
面白い顛末だったので、是非本編で。
☆
まちがい探し
絵描きになりたいお嬢さんの話。
好きな絵を描くだけでは、プロにはならない
春画も必要ね。
金魚の描き方から、たどりつく麻之助が、かっこいい
☆
麻之助が捕まった
困窮で江戸から上方に向かった両親は、双子のひとり・為吉が病気でひん死になったので
乞われるままに、豆腐や夫婦のその子を託して上方へ。
残した一人も17歳で急死したけど、夫婦は小金をためて江戸へと戻ります
途中、豆腐屋を探すけど、豆腐屋は病死していて、二人のこども(為吉と、豆腐屋の実子・幸太郎)は江戸に、って
為吉は、白川屋できっちり大人になり、幸太郎は不良左官屋のとこでばくち好きに
で、小金持ちの両親が為吉を引き取りに来たので、義理の弟の幸太郎つながりで、金をせびりにくる奴らが。
最終的には、為吉を想う両親が、幸太郎も引き取って大団円
この顛末は、とっても良かったので、是非本編で。
☆
はたらきもの
不穏な噂が飛び交っていて、麻之助、吉五郎、清十郎、貞が
札差の3人の息子たちに呼び出されます。
はたらきものの女子の働き口がある、ってことで
縁談の数がへるくらいの影響力
で、三人息子も、バカではなかったし
この噂をたどるうちに、新しい公儀公認の遊郭話が発生し
そのバックには、大倉屋がついてる、って流れで
手代がサイン?偽造で暗躍してました。
これも面白かった。ここまで流れてくのか、って
☆
娘四人
小十郎の娘の一葉、与力の娘のお紀乃、両替屋の娘のおりつ、遠縁のお雪の4人娘
懇意にしていた同心の交代劇で、おりつの姉の縁談が影響して
まぁ、これも展開が大きくなって
お江戸を荒らす大盗賊団をおびき寄せる餌となる、ってことに
おもしろかった。
☆
かたわれどき
野分(台風)があって、お雪がひん死で助かります。
助けてくれたのは、跡取り娘の嫁を探す
従業員あがりのムコさんで、いろいろ軋轢があるなか
彼は本当に妻を愛していたのに、周りに認められず
まぁ、麻之助が、一部記憶喪失のお雪の
悪夢の謎解きをして、彼は婚家から解放されて上方へ
で、この話の流れで
麻之助が、記憶のないお雪が相手なら、結婚していい、っていいだして
ってことで、次巻で麻之助の再婚がきまるようです
とっても面白いシリーズなので、推し!
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かわたれどきposted with ヨメレバ畠中 恵 文藝春秋 2022年02月08日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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