樹林の罠 佐々木譲 道警シリーズ(8) 最新刊の感想レビュー備忘録。やっぱりこのシリーズが一番面白い。

推し本。

北海道県警を舞台としたシリーズで

最初の1冊は、ちょっと変更加えて映画化されました。

その後、くっついたカップルが別れたりしてますが

レギュラーキャラがずっと同じだから、安心感がある。

本作は、シリーズ8冊目の最新刊。

7冊目の、雪まつりの話は今一つだったんですが

今回の、樹林の話は、とっても良かった。おすすめ。

ネタバレ注意。

樹林の罠 [ 佐々木 譲 ]

☆

1~5章

☆

桂木陽一が拉致されるシーンから始まります。

そして、佐伯刑事が相棒の新宮と、ホテルの警備室へ。

客とデリヘル嬢がもめて、呼び出されたんですが

普通、暗黙の売春絡みの話に、客が告訴する、ってデリヘル嬢をつきだすことはないのね。

で、佐伯刑事の情のある解決となります。

コロナでいろいろ仕事に困った女性が

マッチングアプリで本番したのに、若くない、とかいろいろ文句付けて

客が払わなかったという。

ここらの名奉行?ぶりは是非本編で。

ああ、佐伯刑事ってこういう人だったな、って

シリーズの流れを思い出します。

☆

佐伯刑事は、生活安全課の小島百合と付き合ってたんだけど

佐伯が、ちょっとボケかかった父親を引き取ったことで

つきあいを解消してます。

百合に負担をかけたくなかったのね。

お互い、大人で、きれいに別れてますが

まだ心が残った状態ね。

☆

百合は、ある小学生の女の子が交番にきたので

出張ります。

田舎から札幌の父に会いに来たんだって。

両親は離婚して、でも娘はまだ知らないらしい・・。

父親の経済力がなくての離婚らしく、娘は父を慕ってるし

父も娘がかわいい。切ないね

で、この父親が、ヤバイ筋に木材会社に勤めていて

知り合った百合に、相談したそうなそぶりですが

その時は、スルーで別れます。

☆

その後、拉致られた桂木が、交通事故という形で死体になり

ドライブレコーダー動画から、ふらついていたことが分かり

解剖の結果、スタンガンを使われていた、とわかり

一気に事件性をおびます。

☆

で、桂木の事件から、彼が起訴の件で訪問するはずだった

弁護士事務所荒らしの事件が浮上し

桂木の他にも、相談する人がいて

その相談内容は、キャンプ用に買った森の木の伐採案件でした。

間違って伐採した、という申し出があり

でも、その量が多すぎると気づいた者から起訴の話がでて

という流れがあり

かつて、失踪届ののち、沢で亡くなった、という男が見つかり

森なら死体は埋め放題、であり

そのわけあり土木会社が

ハングレの、土木会社であり、百合が対応した少女の父の

元のブラック会社だったりするわけです。

☆

縦割りの警察の捜査部門が

佐伯の人脈で、捜査結果をもちより、犯人を見つけるとこは

すばらしかった。

とってもおススメです。

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