霊媒探偵城塚翡翠 相沢沙呼 ネタバレ注意 本作は絶品の推理小説。継続巻は今一つ

初めて読んだ作家さんです。

推理小説なので、ネタバレはちょっぴり。

1話、泣き女の殺人

2話、水鏡荘の殺人

3話、女子高生連続考察事件

4話、VSエリミネーター

本作には、プロローグとエピローグがあります

エピローグから先に読むと、いろいろわかっちゃうので

読まないのがお薦め

プロローグでは、殺人鬼に全裸の若い女性が殺される場面があります。

これが、全体の伏線。

推理作家の香月史郎が、大学の後輩の倉持から、心霊現象の先生(霊媒師の翡翠)に会いにいくのに

ついてきてほしい、と頼まれます。

で、倉持さんには泣き女の影がある、って霊媒の翡翠さんが指摘するわけです。

で、香月と翡翠が、倉持に会いに行く約束の時間に、倉持が待ち合わせにこないので自宅に行くと、倉持が殺されてる。

霊媒師である翡翠が、倉持さんの最後の言葉を聞き取り

犯人は、倉持の友人である舞衣であると知らせます。

証拠より先に、犯人が霊媒でわかるなんて、科学捜査の現代には言えないので

香月が、いろいろ理由をつけて、刑事につたえるのね。

2話は、山荘での殺人事件

これも、翡翠が夢の中で犯人は弟子だとみてとり

その理由付けを、香月が推理作家として組み立てていきます。

かくして、冤罪逮捕は防ぐことができる

3話は、連続女子高生の殺人事件で

最初は変質者(男性)ってことだったけど

翡翠が、末期の言葉を拾って、相手は女子高生である、先輩である、って

いきなり未成年を逮捕することができず

いろいろ手間取っている間に

さらに殺人が行われそうになり、ぎり、で間に合いました。

3つの事件のあと

プロローグででた犯人が登場します。

あの人です。

で、彼は、亡くした姉の最後の言葉が知りたいからって

翡翠を拘束、殺す前に、霊媒としての力で姉に合わせてくれって

でも、実は翡翠は霊媒師ではなかった

犯人にたどり着いたのは、ものすごい名推理故だった

そして、刑事が推理作家の香月に依頼するように

翡翠にも連続殺人犯逮捕の依頼をしていて

彼女は、GPS機能と、録音通話で彼の犯行自白を警察に送っていて

彼は逮捕されるわけです。

エピローグのとこで、翡翠が引きこもる場面があるので

連続殺人犯が彼であることに、ちょこっとショックを受けているかも

ってにおわせはありますけど

どうなんでしょうかね。

って感じで読了。

一気読みしました。

これ、ベストセラーにもなって人気だったんですが

これの次作は、あまり評判が良くないかな。

次作目は、時間があったら記事にします。

本作は間違いなくおススメですけどね!

medium 霊媒探偵城塚翡翠posted with ヨメレバ相沢 沙呼 講談社 2021年09月15日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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