剣樹抄 冲方丁 ネタバレ注意。今、NHK時代劇で放映中の原作。おすすめ。

今、NHKの時代劇枠で放映中の同名作品の原作。

山本耕史、が好きなので、主役推しで見たら

思いのほか面白かったので、原作も手にとりました。

原作を読むと、色々変化があって

ドラマ化にあたって、上手に脚色されているのがわかります。

光圀、ってかっこいいよね!!

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深川の鬼河童

らかんさん

丹前風呂

勧進相撲

天姿婉順

骨喰藤四郎

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オール読物連載

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振袖火事とか、江戸時代初期の頃には

火消しとかも設定されてないで

大火事が多かった。

時代背景は、家光のあと、4代目が継いだころで

天守閣が炎上したけど、会津の保科正之が

江戸の整えが先、って天守閣再建を断念させた、という名君ぶりを発揮し

ただ、まだ幕府の統治は万全ではなく

御三家の力を排除したい幕閣と、御三家がにらみあっていて

ついでに、尾張と紀伊が狙ってるってことで、信じられるのは水戸だけ

と感じていた三代将軍家光が、水戸を離さなかったので

水戸藩は参勤交代がなく、江戸にへばりつきの殿様でした、ってのがあります。

☆

光圀は、三代目が亡くなって4代目の時代に「若様」だった人で

本作では、孤児を育てている、って幕閣がいて、孤児=諜報員、とする中で

異能の子供たちをチームにしていて

その統括に、光圀が指名された、ってことから始まります。

☆

1話の流れ

六維了助は、無宿人の父に育てられました。

無宿人は子捨てが当たり前ですが、父は了助を手放さず

ある夜、父が侍たちの殺されるところを

父が殺される間に逃げ延びた男に育てられます。

二人目の父も、大事に育ててくれたけど、火事で焼死し

火事場で拾った棒を振り回す中(今の時代だとバット振り)

それなりに名前が売れてきて

放火犯(数人でやった)のひとりを、殴り殺すわけです。

放火犯を追っていた光圀と、そこで出会って

了助は、光圀が孤児たちを育てている寺に引き取られます。

で、光圀が若気の至りで殺した無宿人こそが、了助の父でした。

因果に愕然とする光圀です。

2話の流れ

家があって、食事がでて、着物ももらえるという

無宿の生活からは天国ですが、飼われることが落ち着かない了助

そんな時に、城下で襲われた呉服問屋を、一人でまもった爺様がいて

光圀がその人を寺に招くと

彼は、羅漢仏をつくる仏師でもあり

その仏の像が、了助の亡き父にそっくりでした。

父の像がある場所、ということで、寺にいることに落ち着きを見出す了助は

仏師であって、剣術指南役であった霧山の、暗黙の指南を受けて上達していきます

で、江戸を放火する一味のひとりは、霧山の隻腕の息子でした。

こいつが、強い!

霧山を殺して、息子の錦は遁走します。

☆

吉原だけを遊女が買える場所にしたい幕府は

(遊女は間者であることが多いという、治安維持の問題もあった)

湯屋にいる湯女の排除に動きます。

光圀の配下とか色々も、湯屋での仕事ができなくなりますが

旗本奴と町人奴の喧嘩とかあって(幡随院長兵衛の話ね)

まぁ、火事のどさくさに金をもちだしたりする事件もあってね

丹前風呂に張り込みです。

了助が、そこの勝山に気に入られての顛末です。

勝山は吉原に連れていかれて、遊女の最高峰である花魁になりますね

☆

相撲のかたちがまだ決まっていなかった、という時代背景の中

気の良い力士だった又八が、放火一味に入っているらしい、ってことで

師匠が心配してます。

了助は、野犬相手なら棒を振り回すだけで良いが

人間相手なら、無手の時の技を覚えるべきだ、ってお相撲の志賀之介の言われて考えます。

又八は、火事で逃げるときに、体にまかせて動いて

結果、じぶんより弱い人たちが逃げるのを邪魔した、死なせてしまった、って苦しんでたのね

で、極楽組という、放火犯がいて、彼らに上納金を入れると会えるとしって

火事場泥棒の片棒をかつぎ、いろいろしてお金を集めてたみたいです。

結果、又八は人を殺してなかった。

光圀たちは、極楽組から来た「両火房」を押さえて又八から事情を聴き

又八は許されます。

明石志賀之介は、初代横綱です

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光圀は、大火の時に配下に

体が大事、モノはおいていけ、と命じてまして

結果、水戸藩で焼死はなかったようです。

英断ね。

ただこの時、火事場泥棒がすごくて、光圀の配下である永山も刀を盗られていたようです。

だから、永山の刀で辻切がおきて、永山は切腹を申し出ますが

そんな事で配下を切腹にはしない、って水戸の殿様は、代々偉いな~

で、検視ってのがない時代ですが

元佐賀藩の拍庵てのが詳しくて、辻切の犯人が、隻腕であること

片方の腕に義手をつけていること、片目である、と見立てます。

当てはまるのは錦ね。

さて、両火房は、拷問されても何もいいませんが

光圀の正室である泰姫に面会を受け

その気品と真の同情に心が動いて、極楽組の内容と明かし

光圀側へと転向します。

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両火房は、本名の久我山を名乗り、目明しになるようですが

その前に

また一波乱

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最後の話は、再度の試し切りです。

永山の刀騒動は収まったけど、刀で町人を試し斬りする事件が頻発し

その時に捨てられた刀が

三代康継、という名人の子孫が扱ったものでした。

康の字は、家康からもらったという名門の刀鍛冶で

火事で焼けた刀を、修復する技術はピカイチです。

ただ、後継問題でもめていて、越前信継ってのがもう一統あるらしいのね。

このお家騒動に、極楽組がくちをはさんで

火事場泥棒した名刀の試し切りをして、自分の名前を上げたらしい。

錦は、父との闘いから常軌を逸しているようで

父はまだ生きていて、ほめてもらう、と言いながら

永山や、配下や弟子たちを、一刀両断していきます。

居合わせた了助も、殺される、って思ったんですが

そこへ、光圀が銃弾で割り込んでくれて、助かりました。

親しく、可愛がってくれた永山も失い失意の了助ですが

必ず、錦を倒す、という思いも強く。

ってとこで1巻終了

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最初の連載が2017年12月号で、本が2019年7月に出て

次巻が、2021年の11月に出てます。

次巻の方はまだ読んでない。

間が空きすぎ!

2巻でも完結していないようで、3巻も出るのかな?

楽しみです。

剣樹抄posted with ヨメレバ冲方 丁 文藝春秋 2019年07月10日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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文庫でもでてますが、私は単行本を読みました。

字が大きくて楽(^^;)

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