推し本。大好きだったシリーズが、完結しました。
いつもながら、この作家さんはヒロインの艱難辛苦が半端ない。
今回も、仕事にイロコイなどなど、全部OKにはなりませんでしたが
まぁまぁの落着でしたね~
オススメ
ネタバレ注意
あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (時代小説文庫) [ 高田 郁 ]
あきない世傳 金と銀(高田郁) | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
推しの時代小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
☆
1,北国春景
2,新たな時代へ
3,秋立つ
4,華いくさ
5,時運
6,幕開き
7,次なる一手
8,恋江戸染
9,奈落
10,激浪
11,一意攻苦
12,分袂歌
13,金と銀
☆
呉服の店だったのに、絹扱いが禁止されて
太物(木綿)の店になった五鈴屋ですが
浴衣とかで盛り返し、それも、一人ではなく
組合みんなで繁盛したから、結束もよく
呉服問屋で、こっちに移ってきた店もあり
いろいろ、艱難辛苦の中を必死に頑張っとります。
☆
吉原での衣装比べ、に誘われた五鈴屋です。
で、その時に、菊栄の簪も売り込みましょう、って
さて、豪華絢爛な花魁たちの華衣装の中に
吉原で女芸者はる歌扇は、質素に見えて意気な着物姿で
人気を集めます、はい、五鈴屋の決めた着物。
順位は2位でしたが、面目は施しましたね。
☆
菊栄は、自分が初代になって店を始めると決めました。
女性がそうなるのは、とっても決心がいる時代です。
大名との関係もできてきた五鈴屋と、二つの店で
間口10間の、けっこう大きな店を買いました。
☆
世間では、銀貨が江戸で流通に乗るようになります。
量り売りではなく、1枚いくら、と幕府が決めたの。
これの手配に、両替商はとっても大変でしたね。
☆
あいかわらず、江戸は火事があって、焼けると裸になる商家です。
それでも、命があればまし。
芝居小屋もすぐ焼けて、そんな中、役者のイメージの「色」ができました。
名付けて王子茶、素敵な色です。
で、購入して2年たった頃、買った店が二重売りされてる、ってことで
差し押さえ?に
☆
また音羽屋の嫌がらせか、と思ったら
井筒屋でした。
幸の元夫で、五鈴屋の昔の店主ね。
ここらは、今までの話をぜひ読みこんでくださいませ。
このブログにも、色々書いてます(^^)
☆
店をとられて、なんで、なんで、と思ってたら
また火事があって、幸は昏倒して意識不明に。
彼女を背負って助けたのは賢輔でした。
子供の頃から知っている子です。
妹の結の結婚相手にしたかったけど
賢輔が愛してるのは幸なので、断ったら
結が音羽屋に走った、って過去があります。
本作含めて13冊のシリーズですからね。
いろいろあります(^^)
☆
呉服太物組合で一致団結するように
田原町3丁目の商店街も、一致団結しよう、と幸の提案で
王子茶、ののれんなどなどで共通項を作っての
商店街おこし、がはじまります。
☆
店もあきらめ、自分たちの道へ、と頑張っていたら
因縁の音羽屋が捕まりました。
井筒屋が内偵?してたのか、文書偽造を見つけ出して叩き潰したのね。
店の二重売りにのっかったのも、井筒屋の策略だったようです。
でもだからといって、店を五鈴屋に戻す、ってことはしないの
そこは、バカをした五鈴屋が悪い、ってことで。
つぶれた音羽屋の残した仕事相手は
井筒屋がごっそり引き継いで、どん、とおおきな店になりました。
うん、この男はやり手です。
☆
って感じで、一件落着でした。
大河ドラマですね、女の一代記。
おすすめ
あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇posted with ヨメレバ高田 郁 角川春樹事務所 2022年08月08日 楽天ブックスAmazonKindle
☆
★
☆
☆
この記事が、読みたい本を見つけるヒントになったよ~、とポチして下さるとうれしいです 。
このブログは、読了した本のプロモーションを含んでおります。