貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい(2) 中村颯希 推し本の感想レビュー備忘録。出生の秘密。

推しのネット小説。おもしろかった!

最近、目が弱くなっているので

おもしろいネット小説を見つけると、なるべく書籍版で読むようにしてます。

作家さんへの応援にもなるしね(^^)

でもって、ネット小説の書籍化は、いろんな出版社がしてますが、

本好きの下克上、を出しているTOブックスと、老舗のKADOKAWA、

この二つの出版社で出るネット小説が、いいです。

基本、完結まで続きますし(編集が作家さんのお尻を叩いているのか・・?)

ネット発表時に読みにくい、わかりにくいとこを、書籍化で修正してくれる。

貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい 2 [ 中村 颯希 ]

貴腐人ローザは、陰から愛を見守りたい | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

中村颯希 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

推しのネット小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

プロローグ・聖ユリア小王国の百合の信徒

1章、ローザは百合に打ち勝ちたい

2章、ローザがフラグを回避したい

3章、ローザは文化を創りたい

エピローグ、ローザはやっぱり陰から愛を見守りたい

閑話、百合薔薇戦争

男×男の愛を、薔薇愛と名付けて、妄想しているローザが

その秘めたる妄想で実行する数々の結果

周りの人間に「至高の乙女」という風に認識されちゃっている

勘違い、すれ違いドラマの第二巻です。

ローザが妄想するのは、腹違いの弟のベルナルドが

美少年だったことから、彼を薔薇愛最強の受けと認定し

ベルタン、の周りにイケメンを配してハーレムをつくり

彼らの何気ない日常に薔薇(貴腐の沼)を散らす妄想を

陰ながら愛でることでした。

ですが、実はベルたんこそが公爵家の血筋で

公爵夫人の娘であるローザは不義の子でした、ってのが1巻でわかります。

そして、ベルナルドを愛する(ローザ目線)王子のレオンに

隣国からきている、王族でイケメン医師のラドゥ。

レオンの実の妹にして、男装がデフォルトのクリスも

ローザに愛を感じてまして、ベルたん自身も、ローザと血縁がないと知って

(知る前から)ローザらぶ、でございます。

つまり、ベルタンハーレムではなく、ローザハーレムが出来上がってますが

知らぬはローザばかりなり、状態なんですね~

そんな中で、王国から「風魔法を盗み聞きに使って追放された」ローザの叔父が隣国の神父として来訪、ローザと再会し

彼・アントンは、百合族の伝道師

ローザは薔薇族の伝道師として、お互い、腐りの沼の拡大にいろいろ捧げつつも

男×男を嫌うアントンと(アントンが美形で、修道会で男に迫られて拒絶反応強し)

女×女を厭うローザが(男×男の布教に、女×女を広げる余地はない!)

まぁ、いろいろすれ違いながらも、協力していきます

で、王妃のお茶会に招かれたローザが、いろいろ妄想の結果、王妃様を見抜き(?)色ボケ王妃、と呼ばれていた人が、実は内面豊かな女性とわかり

そんな王妃の毒殺計画に、ローザが迷い込んでローザはひん死、王妃様無事。ってことで

王女、王子、の上に王妃さまにまで、ローザを王家に囲い込み!って気運が盛り上がります。

さらに、ローザを守るために(王妃が狙われたか、ローザが狙われたか不確定だったため)ローザは、下町の孤児院に。

ここは、ベルたんが、ローザの家に引き取られる前に住んでいたとこで

ここで、ベルたんの幼馴染のフェイ、ってのがいました。

フェイは、異国からの流民の孤児で、その見た目の違いもあって、孤児院から出てもろくな仕事につけない。

今も、魔物の血を浴びる、最下層の仕事をしてますが

ローザが孤児院に来て、絵をかくことが好きだと知ると筆記具をくれて

この才能を生かしてほしい、ってローザに熱烈いわれて、教会の牧師に申し出たら

移民の子だから、ってボロクソに言われて傷ついちゃって、それをローザに八つ当たり。

ローザを傷つけられてベルたんは怒り狂いますが

母親を理不尽に殺されているフェイは、もともと女性の暴力とかできない子なので、ものすごく反省。で、ローザの望みはなんでも叶えちゃう方向へ。

ベルタンが王城に向かった際に、ローザはフェイに、断られた教会に再び、って願い出て、ベルタンは従い

でもその牧師こそが、王妃に毒を持った犯人で

さらに、アントン叔父こそが、ローザの実の父ってわかります。

ローザの母とアントン叔父は異母兄弟、ってことになってましたが

実は、アントン叔父は、亡き親友の子を引き取ってもらったっていう

血縁のない姉弟だったのね。

ベルタンとローザみたいな関係。

だから、悪徳牧師が断罪され、フェイに魔法が発動して王家の騎士に抜擢されるなどなどのあと

ベルタンは、アントン叔父に、血縁がなくても、姉弟、って枠を壊してはいけないんだよ、って言われるのね~

って感じで、いろいろ伏線回収をしたうえでの、納得の大団円となりました。

ローザは、相変わらずベルタンの周りにハーレムを、って思ってますが

王族たちは、さくっとローザを囲い込みたい気分満載で

ベルタンは、アントン叔父の忠告は聞いても、ローザへの愛はかわらず

アントン叔父も、実の娘であるローザの側にいるらしく

って感じの、いろいろ、先行きありそうではありますが

きれいに2巻にまとまりました。

ローザの妄想と廻りのすれ違いに

読みながら、うふ、って笑うことが頻繁で

楽しい時間をすごせました。

おすすめです(^^)

貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい 2posted with ヨメレバ中村 颯希/わるつ KADOKAWA 2021年03月05日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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