推しのネット小説。おもしろかった!
最近、目が弱くなっているので
おもしろいネット小説を見つけると、なるべく書籍版で読むようにしてます。
作家さんへの応援にもなるしね(^^)
でもって、ネット小説の書籍化は、いろんな出版社がしてますが、
本好きの下克上、を出しているTOブックスと、老舗のKADOKAWA、
この二つの出版社で出るネット小説が、いいです。
基本、完結まで続きますし(編集が作家さんのお尻を叩いているのか・・?)
ネット発表時に読みにくい、わかりにくいとこを、書籍化で修正してくれる。
貴腐人ローザは、陰から愛を見守りたい | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
中村颯希 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
推しのネット小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
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プロローグ・聖ユリア小王国の百合の信徒
1章、ローザは百合に打ち勝ちたい
2章、ローザがフラグを回避したい
3章、ローザは文化を創りたい
エピローグ、ローザはやっぱり陰から愛を見守りたい
閑話、百合薔薇戦争
☆
男×男の愛を、薔薇愛と名付けて、妄想しているローザが
その秘めたる妄想で実行する数々の結果
周りの人間に「至高の乙女」という風に認識されちゃっている
勘違い、すれ違いドラマの第二巻です。
ローザが妄想するのは、腹違いの弟のベルナルドが
美少年だったことから、彼を薔薇愛最強の受けと認定し
ベルタン、の周りにイケメンを配してハーレムをつくり
彼らの何気ない日常に薔薇(貴腐の沼)を散らす妄想を
陰ながら愛でることでした。
ですが、実はベルたんこそが公爵家の血筋で
公爵夫人の娘であるローザは不義の子でした、ってのが1巻でわかります。
そして、ベルナルドを愛する(ローザ目線)王子のレオンに
隣国からきている、王族でイケメン医師のラドゥ。
レオンの実の妹にして、男装がデフォルトのクリスも
ローザに愛を感じてまして、ベルたん自身も、ローザと血縁がないと知って
(知る前から)ローザらぶ、でございます。
つまり、ベルタンハーレムではなく、ローザハーレムが出来上がってますが
知らぬはローザばかりなり、状態なんですね~
☆
そんな中で、王国から「風魔法を盗み聞きに使って追放された」ローザの叔父が隣国の神父として来訪、ローザと再会し
彼・アントンは、百合族の伝道師
ローザは薔薇族の伝道師として、お互い、腐りの沼の拡大にいろいろ捧げつつも
男×男を嫌うアントンと(アントンが美形で、修道会で男に迫られて拒絶反応強し)
女×女を厭うローザが(男×男の布教に、女×女を広げる余地はない!)
まぁ、いろいろすれ違いながらも、協力していきます
☆
で、王妃のお茶会に招かれたローザが、いろいろ妄想の結果、王妃様を見抜き(?)色ボケ王妃、と呼ばれていた人が、実は内面豊かな女性とわかり
そんな王妃の毒殺計画に、ローザが迷い込んでローザはひん死、王妃様無事。ってことで
王女、王子、の上に王妃さまにまで、ローザを王家に囲い込み!って気運が盛り上がります。
☆
さらに、ローザを守るために(王妃が狙われたか、ローザが狙われたか不確定だったため)ローザは、下町の孤児院に。
ここは、ベルたんが、ローザの家に引き取られる前に住んでいたとこで
ここで、ベルたんの幼馴染のフェイ、ってのがいました。
フェイは、異国からの流民の孤児で、その見た目の違いもあって、孤児院から出てもろくな仕事につけない。
今も、魔物の血を浴びる、最下層の仕事をしてますが
ローザが孤児院に来て、絵をかくことが好きだと知ると筆記具をくれて
この才能を生かしてほしい、ってローザに熱烈いわれて、教会の牧師に申し出たら
移民の子だから、ってボロクソに言われて傷ついちゃって、それをローザに八つ当たり。
ローザを傷つけられてベルたんは怒り狂いますが
母親を理不尽に殺されているフェイは、もともと女性の暴力とかできない子なので、ものすごく反省。で、ローザの望みはなんでも叶えちゃう方向へ。
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ベルタンが王城に向かった際に、ローザはフェイに、断られた教会に再び、って願い出て、ベルタンは従い
でもその牧師こそが、王妃に毒を持った犯人で
さらに、アントン叔父こそが、ローザの実の父ってわかります。
ローザの母とアントン叔父は異母兄弟、ってことになってましたが
実は、アントン叔父は、亡き親友の子を引き取ってもらったっていう
血縁のない姉弟だったのね。
ベルタンとローザみたいな関係。
だから、悪徳牧師が断罪され、フェイに魔法が発動して王家の騎士に抜擢されるなどなどのあと
ベルタンは、アントン叔父に、血縁がなくても、姉弟、って枠を壊してはいけないんだよ、って言われるのね~
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って感じで、いろいろ伏線回収をしたうえでの、納得の大団円となりました。
ローザは、相変わらずベルタンの周りにハーレムを、って思ってますが
王族たちは、さくっとローザを囲い込みたい気分満載で
ベルタンは、アントン叔父の忠告は聞いても、ローザへの愛はかわらず
アントン叔父も、実の娘であるローザの側にいるらしく
って感じの、いろいろ、先行きありそうではありますが
きれいに2巻にまとまりました。
ローザの妄想と廻りのすれ違いに
読みながら、うふ、って笑うことが頻繁で
楽しい時間をすごせました。
おすすめです(^^)
貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい 2posted with ヨメレバ中村 颯希/わるつ KADOKAWA 2021年03月05日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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