没落令嬢の悪党賛歌(下) もちもち物質 推し本。私の感想レビュー備忘録。上巻で正体ばらし、なんと兄上が生存!

推し本。

ネット小説の異色版。上下巻ですっきり終わっていることも好感ですが

展開が読めずに、とっても面白かった。

推し

没落令嬢の悪党賛歌 下 (アリアンローズ) [ もちもち物質 ]

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没落令嬢の悪党賛歌(下)の目次

プロローグ、貴族と王子による前奏

1,聖女様にしますわ

2,正当なる選挙活動でしてよ

3,目には目を、脅迫には脅迫を

4,処刑台ってほとんど演説台ですわね

5,私、聖騎士になりますわ

6,ヤバイ懺悔が来ましたわ

7,内通者ですわ

閑話・クリス・ベイ。クラリノによる間奏

8,強敵ほどぶちのめすのが楽しくてよ

9,私に逆らうとこうですわよ

10,だって私、悪党ですもの

閑話・王城の間奏

11,火を

12,破壊から創造が始まりますのよね

閑話・ダクターによる間奏

幕間ですわ

13,私、恵まれた悪党ですわね

閑話、ダクターによる後奏

14,賛歌はすべての悪党の為にね

最終話、カーテンコールですわ

没落令嬢の悪党賛歌(下)のネタバレ注意

新興貴族だった実家を焼き払われて、財産を没収され

ヴァイオリアは、第七皇子との婚約破棄もされて投獄されます。

おとなしく殺されるのを待たずに脱獄

脱獄仲間のツテと、本人の面識もあり

裏社会に居場所を構えたヴァイオリアは

王家と貴族に復讐するために、とりあえじ貴族から金を分捕ることを計画します。

麻薬を牛耳って、裏社会をまとめ

貴族のワイン蔵を襲って、収入を激減させ

国難に、海外逃亡をねらう貴族たちは、海の上で海賊になって財産強奪

という感じで荒らしまわり

貴族と大聖堂が手を組むのを防ぐために

水面下での聖女と貴族院との密約をぶち壊すために

仮面舞踏会に潜入。

ここで初めて、ヴァイオリアは生存を公にした上で

舞踏会会場を撃破した上で、反乱を告知します

ってのが上巻までのお話。

その後、現在の聖女は、田舎のおとなしい娘だったので

田舎に帰りたい、という彼女の希望と

ヴァイオリアのいうことを聞く聖女を選びたい、ってことで

美少女に見えるキーブを、聖女とするための計画が実行されます

聖女選挙のために、貴族の小娘たちも動きますが

キーブは、自分の魔術の力と

率先して動くフットワークと、なんといっても健気な美少女ぶりで

国民の人気をさらいます。

敵方は、なりふり構わずに、直接的にキーブを襲い

脅迫するので、ヴァイオリアたちも、受けて立ちます。

なんと、聖女候補に、ヴァイオリアが自ら立候補

お尋ね者なんですけどね。

で、結果的にはキーブが無事に聖女になるんですが

聖女キーブへの暗殺未遂の濡れ衣で、ヴァイオリアが処刑台に

で、その処刑台で一席ぶっているヴァイオリアですが

救いに来たのは、死んだと思われていたヴァイオリアの実兄コントラウスでした。

で、もちろんドランたちも助けに来てたので

ヴァイオリアを横抱きしたコントラウスごと

空間バックに入れられた兄妹は、ドランたちの逃走計画に便乗

無事に脱出します

さて、聖女となったキーブとの連絡をどうするか、ってことで

聖女を守る聖騎士になっちゃえばいい、って

キーブから、聖騎士の採用試験をやり直す、って言わせて

貴族のコネとかの役立たずを排除し

選抜試験に残ったものを側近に、って計画ですね。

そして、今度は、聖女を抱き込むために

ヴァイオリアの元婚約者だった第七皇子が、婚約者候補として

聖女の元へとやってきます

キーブは、王子からの申し出だから断れないけど、嫌って態度を崩さず

さらに、ちょっと前にヴァイオリアとドランが助けた

貴族筆頭のクリスの弟であるリタルが、恋しいヴァイオリアのために

こっちの陣営に入っちゃいます。

そしてリタルの手引きで、クリスはおびき出されますが

実は、すでにその計画はクリスにバレていて

クリスは、能無しえ裏切り者のリタルを処分するつもりでした

が、バレるのは想定内のヴァイオリア陣営によって

クリスも、クリスの私兵も一網打尽です。

全員首輪で奴隷落ち。

貴族の希望の星だったクリスを、半裸の奴隷姿で引き回し

ヴァイオリアたちは、国民とともに祝杯をあげます

革命が始まり、王族たちは城に籠りますが

土壇場まで、クリスの後釜を狙って争う貴族には反旗の力もなく

王城に大砲を打ち込んで、王族を全員殺して

いちおう、ヴァイオリアや、人狼族を殺されたドランは溜飲をさげますが

そこに第七皇子・ダクターの姿はありませんでした

聖女を取り込めなかったので、父王から追放されてたのね

地方でくすぶっていたダクターは

王族で残っているのは自分だけだと知って

最後の王族が、革命の主のヴァイオリアと結婚すれば

丸く収まる、って自分から出てきます

自分の手で殺せる、って喜ぶヴァイオリアですが

ダクターが銃を持ち込んでいたので、銃撃されてひん死となります

ヴァイオリアの血液は猛毒で、誰にも触られたくないヴァイオリアですが

ドランやキーブは、すでに解毒免疫を体内に仕込んでましたね

ヴァイオリアに何かあった時に、触れないのは、ダメだ、って

うん

素敵な仲間たちです

ダクターは、生還したヴァイオリアが迫るのを見て

心臓が止まって、頓死しちゃいます

苦しめられなくて、ちょっと残念なヴァイオリアです。

王国は、ヴァイオリアが新王として即位し、運営されていきます。

革命騒ぎの国が、周辺国に狙われるのは周知のことですが

取り囲んでいた周辺国は、兄と、死んだと思われていた父母が、それぞれ征服しちゃったので

同盟国、って形で恒久平和になっちゃうのね

って感じで読了。

恋愛話がぜんぜんないのがちょっと残念でしたが

テンポの良い文体で、面白かったですよ。

推し

没落令嬢の悪党賛歌 下

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