あきない世傳 金と銀(9) 淵泉篇 高田郁 推し本の感想レビュー備忘録。 妹に裏切られ、組合を追い出される。

推し本。新刊でると、読まずにいられない

帯ドラより、ヒロインが追い詰められるの

すさまじいくらい

それでも、ちゃんと切り抜けるとこがすごい!

ネタバレ注意

あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (時代小説文庫) [ 高田郁 ]

あきない世傳 金と銀(高田郁) | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

推しの時代小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

1章、ままならぬ心

2章、ふたつ道

3章、春疾風

4章、伯仲

5章、罠

6章、菜根譚

7章、帰郷

8章、のちの月

9章、大阪の夢 江戸の夢

10章、出藍

11章、天赦日

小紋の柄を

やっと作ったのに

それを、信じていた妹の結に持ち逃げされた幸

幸への意趣返しだけでなく、店全体も窮地に陥れます

デキのいい姉への妬みだったんですが

最後の幸は結に情けをかけます

盗んだ小紋柄は、実家からの婚資だ、ってね

小紋柄への隠し柄を教えてあげたのね

結果、五鈴屋が小紋を作っても、盗んだんじゃない、ってことだけ

周知することができました

でもその後、武家の反物を受けたことから

他の店の客を横取りした、って形となり

組合を追い出されます

幸の前の夫が、時々助けてくれるのね

ちょと面白い関係です

ヒントだけですけどね

そのヒントだけで、巻き返していく幸がすごいんですけどね

組合を出されたので、絹ものが扱えなくなった五鈴屋です

でも、木綿でもなんとか、頑張りますね

結は、幸が考えたことは

なんでもかんでも真似して、なりふり構わずに

音羽屋で自分の居場所を作ろうとしていきます

いつまでも、幸せになれない子だね

自業自得だね

ひと段落したので

幸は大阪へと戻ります

で、同じく女性でかんざしデザインの才能のある菊栄が

幸と同じに、女だというだけで主になれないことを知ります

菊栄は、いずれ江戸に行きたい、って

幸は、待ってる、って約束しますね

絹物が扱えない五鈴屋ですが

歌舞伎役者から浴衣を発注されたことから

藍だけでなく

外出できる浴衣、を考えだします!

ってとこで9巻終了です

すごいね~

いつになったら幸は幸せになれるんだろうか・・

次巻も読みます(^^)

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あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇posted with ヨメレバ高田郁 角川春樹事務所 2020年09月15日頃 楽天ブックスAmazonKindle