かわたれどき (まんまことシリーズ.7) 畠中恵 清十郎に子が生まれ、野分(台風)で大災害。感想レビュー備忘録。

推し作家の人気シリーズ。

本作である、まんまことシリーズ、と

しゃばけシリーズ、が、時代小説でのこの作家さんの人気シリーズ

他にも色々書いてまして

現代小説も多いです(^^)

とってもおススメ。

ネタバレ注意

かわたれどき (文春文庫) [ 畠中 恵 ]

畠中恵 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

きみならずして

麻之助は、愛妻を出産で亡くしてまして

子供も亡くしてまして、とっても落ち込みました。

周りは再婚を勧め初めていて、縁談がたっぷりです

で、麻之助の心を助けてくれたのは

亡き妻・お寿ずの血縁で、ちょっと面影が似ていたおこ乃さん。

彼女を後妻に、なんて周りが考えてもいましたが

亡き妻に似た娘に手出しすることもなく

おこ乃さんは、お武家で、参勤交代で国元に帰るうちへと

お輿入れです。

妻の財産は少ないから、と、麻之助は、彼女へのお祝いにべっこうの櫛を贈ります

何かあったら、お金に換えていいからね、って

ここらは、いろいろ相談事があって、生活知のある麻之助らしいですね。

で、そんな麻之助のとこに、おりょう、という娘が、私が見合い相手です、って現れます。

でも、彼女は、許嫁に不幸をもたらす娘と評判で

一人が病死、二人目が事故死、三人目も病死らしい

しっかり麻之助が謎解きします。

おりょうの兄貴に惚れていたおりょうの友達が、悪い噂で

おりょうの結婚を遅らせようとしてたのに

面白い顛末だったので、是非本編で。

まちがい探し

絵描きになりたいお嬢さんの話。

好きな絵を描くだけでは、プロにはならない

春画も必要ね。

金魚の描き方から、たどりつく麻之助が、かっこいい

麻之助が捕まった

困窮で江戸から上方に向かった両親は、双子のひとり・為吉が病気でひん死になったので

乞われるままに、豆腐や夫婦のその子を託して上方へ。

残した一人も17歳で急死したけど、夫婦は小金をためて江戸へと戻ります

途中、豆腐屋を探すけど、豆腐屋は病死していて、二人のこども(為吉と、豆腐屋の実子・幸太郎)は江戸に、って

為吉は、白川屋できっちり大人になり、幸太郎は不良左官屋のとこでばくち好きに

で、小金持ちの両親が為吉を引き取りに来たので、義理の弟の幸太郎つながりで、金をせびりにくる奴らが。

最終的には、為吉を想う両親が、幸太郎も引き取って大団円

この顛末は、とっても良かったので、是非本編で。

はたらきもの

不穏な噂が飛び交っていて、麻之助、吉五郎、清十郎、貞が

札差の3人の息子たちに呼び出されます。

はたらきものの女子の働き口がある、ってことで

縁談の数がへるくらいの影響力

で、三人息子も、バカではなかったし

この噂をたどるうちに、新しい公儀公認の遊郭話が発生し

そのバックには、大倉屋がついてる、って流れで

手代がサイン?偽造で暗躍してました。

これも面白かった。ここまで流れてくのか、って

娘四人

小十郎の娘の一葉、与力の娘のお紀乃、両替屋の娘のおりつ、遠縁のお雪の4人娘

懇意にしていた同心の交代劇で、おりつの姉の縁談が影響して

まぁ、これも展開が大きくなって

お江戸を荒らす大盗賊団をおびき寄せる餌となる、ってことに

おもしろかった。

かたわれどき

野分(台風)があって、お雪がひん死で助かります。

助けてくれたのは、跡取り娘の嫁を探す

従業員あがりのムコさんで、いろいろ軋轢があるなか

彼は本当に妻を愛していたのに、周りに認められず

まぁ、麻之助が、一部記憶喪失のお雪の

悪夢の謎解きをして、彼は婚家から解放されて上方へ

で、この話の流れで

麻之助が、記憶のないお雪が相手なら、結婚していい、っていいだして

ってことで、次巻で麻之助の再婚がきまるようです

とっても面白いシリーズなので、推し!

かわたれどきposted with ヨメレバ畠中 恵 文藝春秋 2022年02月08日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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