吉原は金が動くし、注目度が高いから、何度となく狙われてます
最初は、田沼政権が返り咲くため
次は、老中松平を惑乱させるため
そして、今回は、お城の御広敷番の暗躍です
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1章、大牢の夢
2章、引っ越し騒ぎ
3章、古都詣で
4章、道慶老師
5章、禅寺の地蔵菩薩
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今回の事件は、壮大でした
未決、の時のもやもやも落着してうれしかった
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四郎兵衛さんは、お芳のとこの相庵先生のとこに担ぎ込まれ
なんとか生還します
で、幹次郎たちは柘榴の家のお引越し
大工の娘の「おあき」が下女として住み込み
黒猫の黒介が、同居人ですね
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さて。四郎兵衛はが
外には、ひん死、ってのを伝えてます
無事に助けだしたけど、黒幕とか、なぜ?の謎が残っていたので
無事だってなると、また狙われるかもしれないからね
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そんな時に、めずらしく佐吉から、牢から出たあとを
すけてほしい、って手紙が幹次郎に
実は、佐吉が仕事で牢に入っていた時に殺しがあって
その殺しのせいで殺されるとこでした
で、その殺された男ってのが、今回の四郎兵衛拉致事件にかかわってるらしい
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で吉原には、過去に遺文というものがあって
そこに「追加条項」があるものが出回ってました
でも本物には追加条項はないはず
その本物があるのは古都の鎌倉の寺、ってことでして
今度の四郎兵衛拉致、拷問、地位譲れ、攻撃にも
その遺文が絡んでいる、って探り出したので
四郎兵衛は、ひん死の状態、っていう替え玉を仕立て
幹次郎だけをお供に、鎌倉へ
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そして、御広敷番の古い小坂が、遺文を狙っている男とわかります
さらに
実はこの男が、吉原を作り上げた庄司家の末裔らしい
御広敷番の地位でお庭番のような組織を持つ古い小坂は
強敵を幹次郎に向けますが
そんな敵対者の中で二人が、幹次郎に助けられて。寝返ります
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古坂は権勢欲がつよくて、嫡子も返り討ちにする男で
会所のトップを四郎衛門から奪って、吉原の金と影響力をゲットしようとしてました
ですが、本物の遺文には付帯条項はない、と確認でき
遺文を守る僧兵たちの登場もあり
ついに古坂は御広敷番のトップを強制解任されます。
古坂は幹次郎に成敗され
これにて、一件落着
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遺文posted with ヨメレバ佐伯泰英 光文社 2014年06月12日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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