隠蔽捜査(1) 今野敏 推し本。私の感想レビュー備忘録。吉川英治文学新人賞受賞作。夫の推薦で読んだら音の白くて、シリーズをおっかける予定。

推し本。夫が好きで、新刊を読んだら面白かったので

さかのぼって1巻を読んでみました。現在、人気作家の新人賞時代の受賞作

面白かった

隠蔽捜査 (新潮文庫 新潮文庫) [ 今野 敏 ]

隠蔽捜査

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今野 敏 新潮社 2008年02月

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隠蔽捜査(1) ネタバレ注意

竜崎伸也は、東大を出て警察庁に入った、キャリア組。

専業主婦の妻と、長女、長男がいます。

順調に出世していて

家のことは妻、自分は外、とはっきり分かれてる

まぁ、昭和の男。

で、娘は、警察関係の相手と恋愛してるらしく

結婚してくれてもいい、と思ってて

でも娘は、そういう官僚同士の政略結婚観たいのは嫌。

大学4年で就活中だし、結婚することじたい、まだだと思ってる。

弟の方は、有名私大に入ったのに

父親に東大以外は大学じゃない、って浪人を強制されてて

ふてくされて引きこもりぎみ

会社(警察庁)に行くと、変人、とか言われちゃってる

ただこの人

官僚は国のためにつくすべきだ、ってことが根底にあるってわかってきて

いろいろ、面白くなってきます

最初、この主役が好感できなくて、読むのがつらいかな、と思ったんですが

この人の、変人、って言われるくらい、けっこう滅私奉公な(奉公する相手は国家の安寧)

ってとこが、あれ、いい感じじゃない?って思われてきます

東大や、国立大学出身だらけのキャリア同期の中に

一人だけ私大出身の伊丹がいるんだけど

伊丹と竜崎は小学校が一緒で、伊丹は覚えてないんだけど

竜崎は、伊丹の取り巻きにいじめられた、って過去が

これ、いじめた方は覚えてない、っていう典型で

伊丹にしてみれば、小学校の時から、竜崎は人と違って賢くて

ある種、尊敬してた、って

伊丹と竜崎は幼馴染、ってくくりにされていて

竜崎はそれが嫌なんだけど、その分、ちょっと会話ができる関係ではある

で、今回の事件は

女子高生が、誘拐、監禁、暴行、殺された事件の犯人が連続二人殺されたって話で

犯人のめぼしが、警察官ではないか、ってわかってきて

警察としては、身内のスキャンダルだから、つぶしたい

過去に、警察官の事件を、迷宮入りにしたことがあるらしく

竜崎と敵対するキャリアが、それを想定して動いている、って気づく竜崎です

巻き込まれた感じの伊丹の、ただならぬ様子を察知して

伊丹のとこにいく竜崎がいい

伊丹は、拳銃自殺することを考えてたけど、竜崎にとめられ

竜崎は、予備校の息子が麻薬を使っていたと知って

もみけさずに自首させることを選び

で、その自首させることに、いっぺんの迷いもないとこがすごい

妻も、夫が最善だというなら、そうだろうって納得

娘は、就職できればいいし、結婚したくないし、受け入れるし

息子の方も、やっと重大性がわかって、家族に頭さげるしね

うん、父親(竜崎)が立派だ

息子のことがあるから、出世コースから外れた、って自覚した竜崎が

おれがすべての盾になる、って隠蔽をくつがえし

結果、上に味方は作ったけど、大森警察署の署長という

キャリアとしては左遷となる、ってとこまででお話は終了

すでに、これの次の、大森警察署に赴任してからの話が出ているので

続けて読むつもりです(^^)

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