服飾師ルチアはあきらめない(3) 甘岸久弥 推し本。私の感想レビュー備忘録。こたつの刺繍が壮絶ね(^^)

推し本。

人気のネット小説「魔導具師ダリアはうつむかない」のスピンオフです。

ダリヤの方はネット小説で連載されてますが

ルチアの方は書籍への書き下ろしかな?

両方とも、漫画化もされてます。

とっても推しです(^^)

服飾師ルチアはあきらめない ~今日から始める幸服計画~ 3 小冊子付き特装版 (MFブックス) [ 甘岸久弥 ]

服飾師ルチアはあきらめない(甘岸久弥) | 推し本探ブロ (veteranmama.com) このシリーズ既刊の、感想レビュー備忘録。

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服飾師ルチアはあきらめない(3)・目次

服飾魔導工房長と誰かの背中

護衛と楽しい軽食を

服飾師の恋バナ

ドレスの依頼と舞踏会見学

温熱座卓狂騒曲

透明な水晶と、不透明な思惑

服飾ギルド長の妻と好敵手

きれた糸と絡む糸

送りの衣装と服飾師

風色のレインコート

トマトパスタと服飾師のお部屋見学

役持ちの三つ揃え

番外編・護衛騎士と誰かの背中

服飾師ルチアはあきらめない(3)のネタバレ注意

親友のダリヤが、婚約破棄後にのびのびと

いろんな発明をしちゃうもんで

服飾を仕事にしてたルチアが、巻き込まれる形で

なんと、若くして靴下作りの工房長へ

さらに、魔導工房の工房長へと出世しちゃったんで

未婚で、平民のルチアは、いろいろ大変です

一度、さらわれかけたことがあるので

ルチアの上司で貴族のフォルトが、彼女に護衛をつけてくれました。

今も、フォルトが他の護衛ですむ時には

彼の護衛で一番の腕を持つロッタが、ルチアに付きます。

で、平民であるルチアは、魔付き、というロッタへの偏見がなく

さらに、ごはんも食べずについていてもらう、のも心苦しいので

何かとロッタに食べさせたり色々します。

ロッタは、仕事として接してはいますが、人間扱いされるのが

嫌ではないみたいですね

魔道具工房の仕事がひと段落して、みんなで恋バナです。

恋人が手帳を見たから、わかれることになったとか

まぁ、いろいろね

こっちの世界だと、スマホの盗み見とか

あとは、彼女の方の年収を探られたり、ね。

はは

前回に、貴族令嬢のキャットファイトに巻き込まれたルチアですが

その加害者令嬢が、性根を入れ替えたようで、ルチアにドレスの注文です

今回は、納品まで余裕のある注文でしたが

平民であるルチアには、貴族がパーティーでどんなドレスを着るか分からず

フォルトのツテで、護衛の人と同じ「マジックミラー」の裏で

舞踏会を見学する機会を得ました。

こういうとこ、なるほど、って思います

確かに、写真とかないし、平民にはわからない世界ね

ドレススケッチが終わった頃、帰宅しようとしたら

ルチアの部下のヘスティアに言い寄る貴族のオッサンが現れ

こいつが、前にもヘスティアに言い寄っていて、ヘスティアはトラウマで硬直するので

ルチアは、習いたての貴族用語と言い回しを駆使して撃退します

ここ、かっこよいので、是非本作を購入して読んでください(^^)

ダリヤが、こっちの世界でいうところのこたつを「温熱座卓」を作り上げ

これにこたつふとん、とテーブルが付くんですが

こたつ布団は服飾の分野だ、テーブルは商業ギルドの方だ、ってことで

二つのギルドが、笑みながら対決です。

ルチアたちの刺繍がすごい。

ここらは、ダリヤの話の中でもあるエピなんですが

ルチアサイドから見ると、こうだったのか、ってのが面白いです

本作では、騎士の一族だったフォルトが

父の散財で傾いた子爵家を、自分の才覚で、服飾という路を選んで建て直した話が

語られます。

兄から子爵家の当主を譲らせ、ならば、と兄の長男を養子にして後継にしようとしたら

その子も、騎士になりたし、今の子爵家の功績はフォルト父なのだから、って

そしたら、フォルトの正妻が、女の子しか産んでないので

側室を、ってフォルトに懇願してて

その対象者として、ルチアにロックオン。正妻からのオファーとなります

ルチアは庶民だから、一夫一妻制しか受け入れられない

フォルトは好きだし、奥さんの先走りのあと、フォルト自身からもプロポーズされるけど

ルチアは断りますね・・。

さて、ルチアの権力は別にして、ルチア個人に惹かれてる男は

フォルトの他にもいます。

ダンテ

彼のこれからの行動が楽しみです(^^)

ロッタは魔付きなので、尻尾があるんだって

で、パジャマじゃ寝にくいので、全裸にバスローブだけど

朝には半裸らしい。

それを聞いたルチアが、ロッタのために、尻尾が邪魔にならないパジャマを作製です。

人の不自由場面を知ると、すぐにつくるとこが、

ダリヤとルチアが似てるとこですね(^^)

最後のエピは「送りの衣装」でした

若くして亡くなった貴族令嬢が、出棺の時に着る服。

いろいろ考えたルチアですが、周りの侍女さんの話から

ドレスではなく、騎士服にしました

この話、とても好きです

そして、死んだ乙女が密かに憧れていたであろうフォルトに

出棺の最後に合わせてあげて、って

うん、良かった

ダンテの昔の彼女がらみでの

レインコートの注文がダンテのとこにきます

実家の金策で嫁に行った、元カノ

お別れがきちんと言えずに、お互いにしこりがありましたが

今となれば、ダンテもいろいろ察する事ができる。

いつか、二人できちんと商売ができるといいね、って

3巻の最後には、またまたルチアとヨナスの邂逅です

この二人は、ハピエンにはならないと思うけど

なんか、気になりますね

って感じで読了

服飾師ルチアはあきらめない ~今日から始める幸服計画~ 3 小冊子付き特装版

posted with ヨメレバ

甘岸久弥/雨壱 絵穹/景 KADOKAWA 2023年12月25日頃

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