仙台真田氏物語 堀米薫 時代小説のネタバレ注意。大河ドラマでちょびっと出ていた真田の姫と次男が生き延びる話。

図書館の児童対象のとこにあった本で

一日で読了したんですが、とっても面白かった!

大河ドラマの真田丸。

22年の大河と同じ、三谷幸喜作品でした。

大阪城落城とともに敗死する真田幸村と

その息子。

でも、長女以下の娘たちと、次男は、なんと生き延びます!

ドラマの方でも、ちらりとだけ描写されてますが

秀吉亡き後、徳川に抵抗できる唯一の大大名は伊達家、と

真田幸村は洞察し

大坂の陣で殺し合った当人に、長女・阿梅に侍女一人をつけて送りつけます。

陣中の徳川方に隠密裏に入り込んで、助命嘆願ですよ。

娘、ってこともあって、うけいれられるんですが、その後がすごい。

幸村の長男は元服後で戦場にいたけど

次男は当時三歳で、男の子は残党狩りで殺されるところを

伊達は、地元に帰還する兵の中に、姫も次男も抱き込んで連れ帰ります。

ここらの根性はハンパないです。

その後、長女で総領娘の阿梅のとこに

ばらばらになっていた娘たちも、頼って集まってきて

母親とかの無事も確認されて、妹が一人だけ病死しますが

それ以外は、きちんと嫁入り果たしてます。

で、次男の大八は、出自をいつわって育てられます。

最終的には、真田の血縁ではあるけれど

徳川方だった真田の方の血縁、ってことで、伊達家で召し抱えられ

幸村の子孫だ、ってことは

明治維新まで秘められたんだって。

すごい!!

阿梅は、片倉小十郎重綱の後妻となりまして

二人の間に子供はいなかったんですが

小十郎の先妻の産んだ娘の産んだ息子、小十郎の孫・景長を

後継として育てまして

阿梅と小十郎の年齢差がありますから、孫を子供として育てても

阿梅としては、ちょうどよい年回りで

この、血統の上では孫である、重綱の後継・景長が

あの有名な、伊達藩お家騒動を、見事に治める名武将に育ちます。

伊達藩、おとりつぶしを未然に防いだからすごいよね。

が、阿梅と景長が亡くなると、片倉家にぼんくら当主があらわれて

いろいろ大変だったみたい。

その時、そんなぼんくら当主を支えたのが、真田大八の子孫なんだって。

凄いよね、恩返しだね。

なんてことが、いろいろ書かれていて、とっても面白かった。

でも、幸村の子孫、ってことは

明治維新まで秘めたままだったんだって。

徳川の時代だったからね。すごいね。

て感じで読了。

とってもおススメの児童書籍でした(^^)

仙台真田氏物語posted with ヨメレバ堀米薫/大矢正和 くもん出版 2016年10月05日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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