私はスカーレット(4) 林真理子 最新作のネタバレ注意。アシュレが戻ってくる!

名作・スカーレットを

林真理子風に翻訳していくシリーズです。

タラでみなにちやほやされてたの

ただ一人、自分になびかなかったインテリのアシュレに執着するスカーレット。

アシュレが他の女性(メラニー)と婚約したので

メラニーの兄貴のチャールズのプロポーズを受けちゃった(衝動的に)スカーレット。

南北戦争が始まる前のことで

スカーレットは新婚数日で妊娠、息子・ウェイドを産みます。

これで、メラニーと義姉、義妹の関係となりまして、アシュレとも親戚です。

南北戦争が激化して

アトランタにいたスカーレットとメラニーと

スカーレットの息子のウェイドは脱出を図りますが

戦争の合間に一時アトランタに戻ってきたアシュレの子を

メラニーが妊娠していて臨月で

スカーレットは、彼女を見捨てず(だってアシュレの子だから)

自分の手でアシュレの息子をとりあげ(すごい!「)

レットバトラーの手助けで、ひん死のラバを手に入れて、馬車で脱出します。

脱出するとこまでが3巻。

レッドバトラーは、南部のいいとこの息子ですが、ひねくれてまして

それでも、南部のために動くためにスカーレットを脱出させると去ります。

スカーレットにしてみれば、最後まで面倒見ていけよ!ってとこですね

4巻で、やっと実家に戻ったスカーレットですが

母は腸チフスで亡くなっていて、二人の妹もひん死

パパは、ママの急死でボケがはじまり、奴隷たちは逃げてました。

三人の奴隷たちが残りましたが、この人たちは奴隷階級のトップだもんだから

外で働かない!

スカーレットが動くのね。

こういうとこ、ほんとにスカーレットは偉い!

ぶつぶつ言うよね、当たり前だよね。

それでも、身内を捨てずにごはんの用意するんだもん

北軍の軍服をきた、脱走兵がタラに来たので

スカーレットはそいつを撃ち殺し、金と、泥棒のうわまえをはねます。

で、一番のお手柄は、そいつの馬をゲットできたこと。

タラのご近所を回って、まだ無事だった家が

南部は助け合いの土地だから、って食物を譲ってくれるの。

でも、再び北軍がきて、かっさらっていき

近所に屋敷も焼かれ、もうダメ!ってところで

やっと南北戦争が終わります。

そうすると、南部の兵士たちが地元に戻る旅に出て

その途中、タラに寄っては喰っていくのね。

スカーレットは、とても腹が立つんですが

アシュレも、そんな風に助けられてるかも、って思うと、ムゲにもできない・・。

で、スカーレットの末の妹、天使みたいなキャリーんが

片足を亡くした南部兵のウィルを助けます。

キャリーんの必死の介護でひん死から生還したウィルは

スカーレットのよき助手となって、タラは少し順調になります。

そして、アシュレがタラに!

北部は、南部のしめつけのために税金を増やして、土地を奪おうとして

スカーレットは、アシュレとメキシコに逃げましょう!って誘うの!

この林真理子版は、三人称ではなく一人称で書かれていて

スカーレットの視点で一気に進むので、読みやすいです。

原作もおもしろいけど、一人称の方が読みやすいんだろうな~

でも、原作の分厚いのを三日ほぼ貫徹で読んだ高校生の頃

貫徹をいやがる母が「私もそうだった」って言ったことは忘れない。

母娘二代で夢中になった本です。

母、昨年に亡くなりましたけどね

私はスカーレット(4)posted with ヨメレバ林 真理子 小学館 2021年04月06日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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