我らがパラダイス 林真理子 時流を読むのがうまい! 高級老人ホームを舞台にしたお話 ネタバレ注意

実母が認知症で、ショートステイに行っている私としては

他人事ではない、って感じで一気読み

格差社会はここに極まれる、ってのが高級老人ホームの世界よね

林真理子さんって、下流の宴、とか、、他にも名作があるけど

本当に、時流を読むのが上手だわ。

1章、細川邦子の場合

2章、田代朝子の場合

3章、丹羽さつこの場合

4章、再び田代朝子

5章、細川邦子のバトル

6章、素敵な新人

7章、丹羽家の危機

8章、まずやってみよう

9章、妻の気持ち

10章、実行

11章、みんなで

12章、アクシデント

13章、絶対絶命

2016年に、毎日新聞に連載されたのが単行本化されたのが2017年

で、2020年に文庫かされてまして、私が読んだのは文庫版

発出から4年たってますが、今の方が、時世ドンピシャーって感じですね

看護師の朝子

ダイニング係のさつき

受付係の邦子

身内の介護で切羽詰まっている三人が

老後の天国のような高級マンションで働きながら

自分の身内を、こっそりそこに住まわせる、ってことをします

入居金8600万円の介護付き高級マンションは

看護師や、介護士の給料も高いし、待遇もいいから

みんなやめないし、住人への態度も丁寧なのね

そんなところに、自分の母を、父を預けたに、っていう

切実な思いを

さつき、っていう、ちょっと大胆な性格の女性がリーダーになって

実行に移します

副支配人の目がザルなんで

しばらくの間は、隠し通せるですが

急死とか、いろいろアクシデントがでて、バレまして

で、あんまり副支配人が、金持ち優遇、貧乏人は死ね、みたいなことをいうので

さつきを筆頭に、従業員たちが反旗をひるがえし

ま、こっからさきは、元学生運動の猛者が出張ったり

ちょっと、バタバタした終わり方ではありますが

ほどよい着地点で、おもしろかったです

是非、本編でお読みください

とっても面白いし

介護経験者には、あるある、というか、場面によっては

思い出し泣きしちゃうシーンが万歳です

おすすめ

我らがパラダイスposted with ヨメレバ林 真理子 集英社 2020年03月19日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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