雪見酒 新・酔いどれ小藤次(21) 佐伯泰英 感想レビュー備忘録。駿太郎の元服。

佐伯泰英さんの時代小説。

好きで、いろんなシリーズを読んできましたが

出版業界のために、人気作家として継続で出してくださって

その分、もう、このシリーズ、終わりでいいよね・・。という

レベルのものも多々あります。

本作の、酔いどれ小藤次シリーズも

新、ってくっつけて、年代的にパラレルワールド的にしちゃってますが

まぁ、新しいシリーズも十分おもしろいから、いいかな、って

でも、そんな本作も、駿太郎が元服して

そろそろ完結らしいです。

嬉しいやら、寂しいやら・・。

雪見酒 新・酔いどれ小籐次(二十一) (文春文庫) [ 佐伯 泰英 ]

1,奇妙な騒ぎ

2,活躍クロスケ

3,蛙丸の雪見

4,二口の真改

5,駿太郎元服

小藤次は、尋常な勝負で打ち負かした武士の赤子

駿太郎を養育してます。

駿太郎の実父がでっかい男でしたので、13歳現在

駿太郎君の体は、大人なみですが

まだ前髪ですね、元服前。

小藤次の家に、三河に引っ越した薫子さんから手紙が届きます。

そして、目の見えない薫子さまの代筆は

江戸でのねずみ小僧でした。

彼は、自分の名前を騙る悪党を、小藤次と一緒に成敗したことがあり

そんなこんなの縁もあり、薫子のとこで従者として働いてますね。

さて、薫子さんからの手紙は、次巻以降の伏線で

江戸は大晦日近くになって

酔いどれ親子、と知らずに、因縁つける浪人者が現れて

番所にひったてられるんですが

その中の一人が、仲間を殺して番所から逃亡します。

でもって、こいつが、駿太郎一家を狙いそうだ、ってことに

糸屋の娘さんが、鼻緒を切って

それを駿太郎に助けてもらったり

世話もの話が挿入される中で

小藤次や駿太郎の名刀を狙うやつはしつこく

相楽という、名刀の固執する浪人者と

駿太郎の真剣勝負となり、駿太郎が相楽を斬ります。

この相楽は、元の藩や騙りで奪った刀を

暗黒街の刀屋に預けていて

藩の宝刀をだまし取られた用人とかは、必死の探索してまして

なじみの同心に頼まれたりしまして

勝負して、名刀の回収をすることになりますが

相手は、小藤次ではなく、駿太郎でした。

駿太郎、強い!

真剣勝負に勝利したり

まぁ、いろいろ駿太郎さんは大人だね、ってことで

14歳になる正月を迎えて

駿太郎は元服します。

だれが元服の後見人になるか、でいろいろ考えて

結果、りょうの両親、駿太郎のジジが烏帽子親となりまして

一件落着ですが

元服早々に

小藤次の元の藩の領主から呼び出しがありまして

帰国するから、ついてこい、って

うん、波乱の予感。

ってことで21巻は終了です。

雪見酒 新・酔いどれ小籐次(二十一)posted with ヨメレバ佐伯 泰英 文藝春秋 2021年11月09日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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