人気シリーズが「抄」って形で継続され
さらに、吉原から京都に舞台を移して、今度は「新」ってかたちで
継続されるようです
固定客がいるシリーズですからね~
私のようにね
新刊がでると、つい読んじゃう
なんども読み返したい本ではないけど、時間つぶしにはぴったりなのです
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1章、跡継ぎ話
2章、雪の弔い
3章、柘榴の家の正月
4章、幹次郎の謹慎
5章、新たな旅路
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薄墨太夫だった麻が落籍されて
汀女は、麻の気持ちを知っているので
年上の自分から、麻への乗り換えを、幹次郎にそくしてます
まぁ、こういうとこは、武家の女よね
本妻が側室を勧めるのは、この時代は当たり前だからね
幹次郎の子供を産めない、ってのもあるんだろうな~
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で、幹次郎は、会所の四郎兵衛に孫が生まれたので
その中継ぎなら、って感じで
会所の跡目をつぐことを、身内としては了承しますが
会所のトップは利権が大きいので
反対する派閥ができます
で、その派閥の筆頭が、
娘を武家に嫁に出した駒宮楼の店主で
娘婿を会所の跡目に、って画策します
まっとうな武家なら、それもありでしょうが
会所の金と権力狙いの、仕事のできない娘婿・淀野なので
会所としては、迷惑ですね
駒宮楼の娘・おみつも、気が強いだけの、つかえない女のようです
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幹次郎は、外様の自分がすんなり会所の跡目につくことはできまい
と覚悟はしてましたが
実際、剣術や浪人つかって歯向かってくるから、面倒ですね
ですので、一度吉原から離れて、修行に出るのもありか、って
思ってます
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そんな時、幹次郎と何かと助けてくれた桑平の女房が
ついに亡くなります
桂川、っていう名医にかかり、会所の用意した療養できる家で
丁寧な介護でしたが、やっぱり完治はできなかったのね
で、名医を不浄役人のかかりつけにするなんて、って言われそうなので
いろいろ幹次郎がらみで口裏を合わせます
さらに、桑平と会所の関係も、こっそりにしないといけないのね
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そんな中でも、駒宮楼の刺客がくるし、それが汀女たちにも差し向けられたので
幹次郎は、さくっと、淀野に尋常勝負をいどみます
結果的に、幹次郎の勝利ですが、立会人として、そこの道場主と桑平もいてくれたのね
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駒宮楼の主も、未亡人になったおみつも、あと、淀野の弟も
幹次郎を付け狙いますが
きちんとした勝負だった、っていろいろ証言されまして
吉原の幹事たちは納得するのね
で、もう一度狙ってきたから
今度は桑平が、駒宮楼の父娘を捕縛してくれました
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でも、今だに幹次郎を会所の跡目に、って流れにはならないので
幹次郎は、元の藩に顔出しして、いずれは帰藩をにおわせて
藩に戻る、ってことで、吉原を出る、って形にします
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で、幹次郎の共には、麻がついていく形となり
吉原の元の色里である「京都」へと向かうのでした
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って感じで6巻終了
汀女から麻に乗り換えると
女性ファンは黙ってないだろうな~
汀女が死んじゃうのも嫌だしな~
ともあれ
次巻からは新シリーズです
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春淡しposted with ヨメレバ佐伯泰英 光文社 2019年06月12日頃 楽天ブックスAmazonKindle
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