17巻では、マスコミの力を借りた人探し、が面白かった
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1章、一両対二分
2章、醤油を飲む女郎
3章、砂利場の親方
4章。寅次親方の夢
5章、五人目の走り手
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走り自慢の男がいて
それを、吉原の人寄せの企画にしようって、話が出ます
一応、その人となりを調査すると
最初に名乗った名前は偽名とわかります
なぜ走る?
なぜ、瓦版に出たいと望む?
って謎が、17巻の縦糸
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一月前、仙右衛門たちの新婚旅行は落着、江戸に戻ってきてます
で、吉原では、体調を崩す女郎は外に出して療養されることがあり
その「体調不良」が、醤油を飲んで、ってことだったので
要注意してたら
二人の見世の若い衆を突き殺して、逃亡しました
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女郎のふるさとが亀田藩で、殺しの手口から武士がかかわってる
ってことから、仙右衛門と幹次郎が亀田藩に行きますと
亀田藩では、女郎の幼馴染の宗形が、100両盗み、同僚を殺して逐電中
これで、女郎の足抜けも宗形の計画ってことで
足取りを追います
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女郎は人気はなかったんですが
砂利屋の七助親方が、亡くした恋女房の面影がある、って
かわいがっていた、ってことがわかり
親方が用意していた館に、女郎と宗形は隠れ潜んでおりました
会所は足抜けを許さない
追い詰めて、二人を処分いたします
でも、砂利屋の親方は、だまされたけど、いい夢だった、って
器の大きい男でね~
男手で育ててもらった子供たちも、父親の道楽を認めていて
ただ、そんな性悪女にひっかかったのだけが、残念だ、って
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親方は、根性悪の女郎にも、手を合わせて成仏を願ってくれ
それをみた幹次郎が、性根のよい、竹松の筆おろしをしてくれた
荻野を紹介いたします
はじめは茶飲み友達から、七助親方は荻野のとこに通うようになり
で、落籍の金を積みました
妾とかにするのでなく、自由にするための金、でしたが
荻野は、外にでても右も左もわからない、って七助の側にいることを望み
落着いたしました
親方の子供たちも、父の幸せを願っているのね~
いい話だわ~
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そして、駆け賭け比べが5日続き
その最終日
現れたのは、娘で、生き別れの妹でした!
妹を探すための、駆け比べだったのね~
めでたし、めでたし
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