おすすめの、文庫書き下ろし
1冊が薄いので、すぐ読了しちゃいますね(^^;)
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1話、盗賊と説教
2話、狐と赤猫
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色悪の、一番悪いのを、捕縛しそこなって6巻です
色悪の講義、ってのは続いているようで
人をだます色悪はよくないけど、
色悪のノウハウをゲットして、女にちやほやされたい、っていう
男心には理解を示す月也です
ぼんくらで気のいい旦那です
沙耶は、女性初の十手持ちとなってまして
十手持ちってのは、時代劇では銭形平次を含めて
いい奴、って感じですが
強請、たかりに豹変しちゃう奴も多いから
女性の十手持ちである沙耶は、江戸では人気者です
強請とか、しない感じですものね
で、お奉行様の筒井様、とか内与力の伊藤さまとかは
沙耶をとっても頼りにしてます
江戸の人口に対して、奉行所の人間は少ないのね
で、月也の父上もひょうひょうとした人で
色悪退治には、月也より、やっぱり沙耶が頑張るみたいです
☆
色悪の講義、ってのを調査すると、最初の三回の講義は無料で
その後は、女から、巻き上げた金の2割を払うんですって
すごいな~
で、調査は進みます
そしたら、蕎麦やの娘の三津が、元色悪ってのを恋人にしてました
色悪のノウハウ(女性にやさしい、ちやほやする)を持つ、イケメンをゲットして
婿に仕立て直すみたい
江戸の女はしたたかね
☆
で、色悪のターゲットは女性だから
女性のためなら、沙耶組の出番、ってことに
紅花問屋の夫婦仲が悪いから、色悪講義を亭主が受ける、って設定に
で、黒幕がひっかかりました
夫婦喧嘩でよくあるのが「口に出さなくてもわかってるだろう」
「仕方ないじゃないか」ですって!
これを使わない、のが第一歩です。旦那様、良く読んでおくように!
さて、沙耶組に所属している、美少女のような美少年の牡丹は
店を持つのが夢で、色悪騒動の被害者と面識ゲットして
そっくり店の顧客にしたいと目論んでます
牡丹は、沙耶と知りあいになってから、奉行の筒井との縁ができて
いろいろ協力してるらしいです
将来のための根回しね
で、やっと色悪を排除できました
沙耶は、色悪講習で学んだ月也が、沙耶をちやほやしてくれるので
とってもご機嫌ですね
☆
この小説では、朝の食事とか
火鉢の中の火吹きだるまとか
生活密着の小話が出てくるのが好きです
で、手紙を掏る女性がいて
掏摸は統制のとれた犯罪組織なので
どうしたもんか、ってなってます
そして、放火で捕まった手代がいて
どうもそれが冤罪らしい
冤罪にしたのは評判のよくない岡っ引きで
岡っ引きってのは、捕まって牢内に入ると、必ず殺されるようです
で、この岡っ引きは、病弱な恋女房がいて
そのために金がいるってことらしい
ただ、冤罪が出ると同心まで切腹になっちゃうから
みな、隠蔽に動いてしまうのね
で、手紙を掏る女も、冤罪で捕まった弟が
処分が決まった時の「証文?」を掏るために動いている、ってわかります
☆
今回の話は、ちょっと解決に無理があったと思うけど
とりあえず、冤罪の手代は釈放され
岡っ引きは牢や送りの前に引退となり
火付け、はなかったこととなり
ただの室内のぼや騒ぎ、って形になりますね
まぁ、実際
テキパキ刑事事件?が解決するより
こういうなぁなぁの解決の方が
実は多かったのかもしれないけど
小説にするとね
違和感があるかな
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沙耶のキャラと、沙耶組って設定が面白いから
そういうとこが、NHKの時代劇ドラマになると
いいかな~って思ってます
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うちの旦那が甘ちゃんで 6posted with ヨメレバ神楽坂 淳 講談社 2019年12月13日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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