流離 吉原裏同心(1) 佐伯泰英 人気シリーズの最初の1巻。面白い! ネタバレ注意

のち、NHKで時代劇ドラマとして放映されたシリーズです

幹次郎役が、芸能界を逃げるように引退したので

再放送もしてもらえないの

とっても残念・・

そんなこんなの人気シリーズの1巻

見どころ満載で

人気作になる!って片鱗がありました。

おすすめ

1章、流浪

2章、吉原四郎兵衛会所

3章、吉原炎上

4章、切見世女郎

5章、だましあい

豊後岡藩の幹次郎が

年上で慕っていた汀女が、暴力亭主に金で買われたのを

連れ出し、かけおちしていくのが最初の描写です

お金は、道場破り

追ってを撃退しての、試練の旅です

で、ついには汀女の弟・信一郎まで駆り出されますが

弟は、幹次郎を江戸で待つ間に

吉原の女郎・おみねと恋仲になり

彼女をつれて、足抜け、しようとします

が、色々あって、二人は殺され

それを見ていた吉原会所の四郎兵衛が

弟と女郎さんはきちんと葬るし

吉原で刃傷沙汰を起こした、汀女の夫側は、岡藩にクレームつけて

手打ちまでもっていってあげる、って言ってくれました

さて、諸国逃げ回りはしないですみ、江戸に住まうことになった

汀女と幹次郎ですが、浪人ものが諸物価の高い江戸暮らしは大変

で、四郎兵衛が、幹次郎の腕を買って

吉原に勤めませんが、と言い出します

かくして、吉原裏同心が誕生です

報酬は年25両。住まいは長屋を貸してくれる、って。

幹次郎は剣の腕で雇われ

汀女は、花魁たちに文を教える先生となりました

汀女は、文を教えながら、花魁たちの表情もチェックするのね

心中ざた、自殺などを事前に察知するのがお仕事

で、火付けを目論む花魁と、その間夫をキャッチします

幹次郎と汀女の、罪は憎みながらも情のある采配を

四郎兵衛は影から見つめていて、拾いものだったな、って

吉原に視察にきた武士に、女郎が生卵をぶつける、って事件が起こります

原因は、悪徳の山村奉行に、弟を責め殺されての復讐でした

会所が上手に采配します

幹次郎たちと仲の良い甚吉が

幹次郎夫婦を狙う藤堂たちが拉致監禁

住んでる場所を話せ、と拷問です

幹次郎がちゃんと助けてあげました

って感じで1巻読了です

2巻も読みます。

流離posted with ヨメレバ佐伯泰英 光文社 2010年02月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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