推し本。資産運用の本は多々ありますが
運用のあと、どうやって使い切るか、っていう本は読んでことがなかったので
興味深く読みました。勉強になりましたので、推し。
100歳まで残す 資産「使い切り」実践法 60代からの”まさか”に備え、資産寿命を伸ばす知恵 [ 野尻哲史 ]
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100歳まで残す。資産「使い切り」実践法 目次
1,どうすれが安心してお金を使えるのか
2,70歳をどう迎えるか
3,資産が減っても「怖い」と思わないために
4,引き出し率は4%くらいでいいのか
5,金融機関の引き出しシステムを上手につかう
6,退職後のポートフォリオリオの組み方
7,新NISAを退職後にうまく使うために
8,インフレ期に資産をどう取り崩すか
9,相場急落時の上手な引き出し方
10,もしも認知症になったら資産の取り崩しはどうなる?
11,それでもアドバイサーは必要
12,お金を使い切る、という勇気
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100歳まで残す。資産「使い切り」実践法 ネタバレ注意
インフレにどう備えるか、というのが最近の質問の多いネタ
海外では、すでに資産形成と同じじくらい、取り崩しの重要性が当たり前である
金融リテラシーは、増やしたあとも重要ね
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いつまで生きるかわからない、と考えると不安だから
とりあえず「100歳まで大丈夫」の計画を立てよう
これ、とっても納得しました
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退職後は、使いながら運用する時代、である
まさに、我が家の夫婦がこの世代。
で、後半は「使うだけの時代」
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今や、60代でも4割が投資をしている時代
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5年刻みの計画をたて
「80歳時点でどれくらいの資産を持っていたいか」を考える
可視化して、しっかり希望を明確にする
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66~70歳は、今と同じ水準の年収をキープする
70~75歳は、引き出しを3.5%で維持する
45~80歳は、4%
80歳以上は、70歳になったら考えよう
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持っている資産が減るのが怖いけど
年齢ごとの目標資産を設定すると、不安は減らせる
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必要生活費と年金額から、必要引き出し額を推計する
これは、基本
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率を考えた引き出しでは
年に一度、年間分を引き落として
そこから生活口座に移して、使っていくのが単純で簡単
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個人国債などの分量を増やすのも、安心なやり方
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配当収入3%の銘柄を500万円もてば
年間15万円相当の運用資産が確定できる
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退職金での投資デビューは避けるべき
だから、早めに始めよう
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新NISAでの調査結果
以前からNISAを使っていて、新NISAでも使っている、が51%
新NISAでお初は13%。
ということで、6割以上の60代投資家が新NISAを利用している
でこれから始めたい、人も7%近くいるので、7割が新NISAを使うか、これから使うか、するようです
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新NISAの銘柄
売却を年末にすると、翌年に買うまでの期間を減らせる。
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インフレ率、を考えて、引き出し率を変更させる
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金融関係者がいう「リスク」と
一般の人が考える「リスク」は違う、ということをきちんと押さえる
金融機関は、金融商品のリスク
消費者は、達成リスク(達成できない、損になる)
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資産運用と資産形成は違う、という基本を押さえる
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株価が暴落した時は、預金から先に引き出す
これは、金融リテラシーの基本の一つ
損切までの余裕を持とう
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預金は、万一の時のための緩衝材である
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認知症は、早期であれば薬効が期待できる、ということを一般化すべき
がんの初期が助かる、に似てるかな
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金銭信託、というものを考える
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もっと自由度が高いのが、「家族信託」
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家族信託の悪用を防ぐために
1,信託口座を活用する
2,信託公正証書を作成する
3,信託監督人を置く
この三つが大事
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単身高齢者の将来のために、いろいろ考えて欲しい
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投資信託は10年くらいで結果が出るけど
その前に処分する人が多いので、善き金融商品である、という確信が持てない
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使いきっても良いお金、を計算しておく
60歳以上の消費が42.2%となっている時代です
上手に使いましょう
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相続といえば、老老相続という時代であり
都内の不動産が高額だから、財産家になり
地方の家を売却して都会に財産をうつせば、都会に資産が移る時代となる
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つくり上げた資産の中から「今年使い切ってもいいお金」を見つけ出そう。
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posted with ヨメレバ
野尻哲史 日経BP 日本経済新聞出版 2025年06月18日頃
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