推し本。
ムーンライトノベルズ、という、ネット小説の書籍化です。
ちょっと大人向けのレーベルですが、今時ではほどほど?な感じかな。
閨の手ほどきを、年上の女性がするってのは
日本でも海外でも、けっこうオープンに存在してました。
日本で民間だと、遊郭での筆おろし。
血族重視だと、病気が怖いので、年上の経験者が添い臥し、となります。
未亡人アンネの閨の手ほどき | 推し本探ブロ (veteranmama.com) このシリーズ既刊の、感想レビュー備忘録。
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未亡人アンネの閨の手ほどき 目次
プロローグ
1,初めての閨指南依頼
2,良くも悪くも広まる噂
3,姫の指南依頼と、調和の亀裂
4,本当に大切なもの
エピローグ
オリバーの傷心旅行
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未亡人アンネの閨の手ほどき ネタバレ注意
アンネは貧乏子爵家の末娘で、持参金もありませんでした
で、16歳の時にグランドール侯爵に見初められて結婚。
侯爵の長男はアンネより3歳年上
次男のオリバーも2歳年上で、二人の息子より若い嫁でした
で、結婚9年で夫が突然死。
長男も次男も、母親が亡くなっていたし、静かに未亡人生活するなら
渡した遺産もあるし、疎遠に暮らせばいい、と思ってました。
ですが、王家の長男が結婚するにあたり、閨指南の若い未亡人を探す事になり
今までのバードリー侯爵夫人が、評判が悪いので
アンネに白羽の矢が。
1年ほどばっくれていたアンネですが、ついに現在のグランドール侯爵である
亡き夫の長男のエリオットが出張り、宰相からも願い、という名の強制があって
実務はなしで、教室で座学として、と押し切ります
なぜなら、アンネはバージンだから。
前世で、結婚して未亡人になって二人の子供を育て
孫の顔まで見て亡くなった記憶があるアンネですが
こっちの世界では、老侯爵は、多分病気で勃起不全。
それでも良いと結婚してましたけど、閨指南でバージンがばれたら
亡くなった老侯爵の恥にもなるしね
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ってことで、座学が始まり、エリオットが後ろの席で拝聴という名の監視がはじまり
まぁ、アンネの知識は、こっちの世界の保健体育、性教育、ですので
けっこう医療的。
あと、アンネは実家が貧乏で、貴族の常識を学んでこなかったので、けっこう奔放とみなされちゃう。
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まぁ、エリオットがアンネに惚れ始め、オリバーもアンネに惹かれ、ってのがあり
なぜアンネを老侯爵が囲い込んだのか、ってことが
前世の知識、というか色々突飛な知識を国外に出さないため、とかがあります。
子供への教育重視、とかね。
老侯爵は、本来娘として引き取りたかったけど、それだとアンネの夫選びが面倒だし
何より、愛する妻の他に女がいた、ってことで「妾をつくられた本妻」として
愛する亡き妻が貶められるのが嫌だった、って
こっちの貴族社会には、独特な言い回しと、いろいろなお約束事があるのですよ
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で、アンネに閨指南をとられて、逆恨みしたバードリー侯爵夫人が
エリオットに致死毒にちかい媚薬を飲ませたので
発散のために処女のアンネが頑張り
体から入ったけど、体を捧げてもいいほど好きだった、ってことで
エリオットも隠れ童貞だったし(貴族としては結構致命的)
アンネを離さずに、サクッと結婚ですね。
オリバーは失恋ですが、彼の場合は女性との接触障害らしく
それを医学的にアンネに指摘されて、病気を治す方が先、と思い立って
失恋傷心旅行です
そこで、アンネが孤児院で育てた美人娘(今は娼館のトップ)の女性と
ちょっといい感じ、というのが番外編です
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勉強のために、体位の色々を勉強するために、松葉崩しとか、エリオットを実験台に
アンネが男役でいたすとことか
文章が上手で映像が頭に浮かんで、笑えます。
面白かったな~
と思ったら、なんと2巻がでました。
そっちも書きます。
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posted with ヨメレバ
和泉 和歌/天路 ゆうつづ KADOKAWA 2020年11月30日頃
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