推し本。
ネット小説は、けっこう作者のモチベーションが落ちて、中途で消えるってのが多い。
本作は短編部門なので、1冊できちんと終わっていて満足です。
知ったのは漫画化版を見てからでした。
漫画化も、とっても良かったのでおすすめ。
推しのネット小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
☆
悪役令嬢の中の人・目次
悪役令嬢の中の人
番外編として
元婚約者の悔やむこと
星の乙女の中の人
悪役令嬢にされた人
魔族の王の思うこと
魔族の王の思うこと・2
聖女様の宝物(かきおろし)
☆
悪役令嬢の中の人・ネタバレ注意
☆
序章は、悪役令嬢としてレミリアが断罪されるとこからです。
レミの中にいるのは、前世でのゲーム知識のあるエミでした。
エミは、前世から、悪役令嬢のレミリアをレミリアたん、と呼んで推してまして
自分がレミの人生を乗っ取った、みたいに思っていて
だからこそ、レミリアを幸せにしたい、とフラグを折りまくってたんですが
星の乙女、として降臨した女の中見が性悪で
エミが転生者と見抜き、強制力もあって、リミリアに婚約破棄させます
☆
いままでが全部ムダだった、って知ったエミが隠れちゃうと
エミに押しのけられていた悪役令嬢のレミリアが復活
彼女は、愛するエミを貶めた奴らへの復讐を始めます
☆
このリミリアたんが、さすがにチートの悪役令嬢で
つぶす、と決めた相手に容赦ないとこがすばらしい。
☆
前世記憶持ちの星の乙女が、魔族の王に焦がれてる、って知ってるから
世界を守ると同時に、魔族の王を篭絡します
☆
もちろん、レミリアの体を使っていたエミが
きっちり鍛錬していた効果もあって
神殺しから、神の解放、瘴気を押さえてのちの、魔族へのヒールなど
まぁ、ほんとにかわいそうだった魔族を救済するんですが
リミリアは、ほんとはどうでもいいのね
ただ、エミだったらこうするだろう、って行動規範で動いてる
それはも~、すばらしい
☆
魔族の王様は、嘘を見抜く力があるから
レミリアは、上手にほんとのことしか言わないし、信頼を勝ち得ます
そして、婚約破棄した皇太子のとこへと、夜会で乗り込み
星の乙女の嘘を糾弾して、星の乙女はすぐに捕縛
レミリアを助けなかった実家も、ジョジョに窮乏するにまかせ
エミが助けたのに、裏切った奴らも放置
勝利ですね
☆
番外編は、みんなのその後
皇太子は、まぁ、バカだから仕方ないけど、後悔の塊
☆
星の乙女の中の人は、転生者に本来の魂をおしやられてて
これは、エミとレミリアとの関係に似てるけど
エミは清らかで、あっちのリィナって女は極悪ってことで
押しやられた本来の星の乙女の魂は清らかでした。
で、いろいろ中で見るから傷ついてたら、チートのリミリアがきて
今度は私の息子になりなさい、って
☆
悪役令嬢にされた人、は
婚約破棄のショックで閉じこもっちゃったエミのとこへ
レミリアがやってきて(精神世界の話ね。神殺しもできる女性ですからね)
今度は私の娘に転生しましょうね、ってお誘い。
レミリアは、エミと対話するのがほんとに楽しみだったから
星の乙女の魂転生で練習して(エミ以外は壊れても気にしない)
万全を期して、のエミ転生ね
☆
魔族の王のおもうこと、は
王様サイドでの視点ね
レミリアと出会い、惹かれ、レミリアを婚約破棄で貶めた奴に仕返しして
嘘がみぬける、って力があるけど
一枚上手のレミリアに転がされてるのが、よくわかる
最後は、最初の男の子、そして二人目の、前世はエミの女の子と
二人の子供に恵まれて、幸せな場面で終了です
うん、とっても面白かった。
漫画化の完結の方も、しっかりおっかけていくつもりです(^^)
☆
posted with ヨメレバ
まきぶろ/紫 真依 一迅社 2021年02月02日頃
★
☆
☆
この記事が、読みたい本を見つけるヒントになったよ~、とポチして下さるとうれしいです 。
このブログは、読了した本のプロモーションを含んでおります。