推し本。
読後感が好いんですよね、東野圭吾作品。
今回も、とっても良かった。
文庫の帯を見ると第二弾が24年の春にでるとか
本作は、単行本が2020年に出て、文庫化が2023年で
私が読んだ文庫は6刷り目、4月が初版で9月に購入できたの!
次巻も読む!
ネタバレ注意
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不当解雇の腹いせで盗みに入り
逮捕された玲斗は、ばあちゃんにそのことだけ伝えました。
すると、亡き母の異母姉だという千舟が
弁護士を手配して、示談金も出してくれた。
引き換えに、「クスノキの番人」をするように、って
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ひなびた神社の巨木、クスノキの番人の仕事は
昼間は、パワスポとして有名になった神社や大木に
悪戯しない、とか掃き掃除する、とかのお仕事で
本当の仕事は、深夜の「クスノキ詣で」の受け渡しをすることでした。
なにがあるんだ?と疑問の玲斗ですが
千舟は、自分でたどりつきなさい、と話してくれない
☆
ある夜、クスノキの祠に祈念?に行く佐治のあとを
こっそり尾行する女性がいました。
実の娘だと、写真つき証明書を見せてくれるけど
祈念は一人でするものだから、と拒みます
が、娘の優美は、父の浮気を疑っていて
けっこう強引に祈念の近くへ
玲斗も、千舟が教えてくれないので
祈念とか、いろいろを自分で調べたく優美に同調します
☆
水商売の母が、妻子持ちと不倫してできたのが玲斗でした
認知もしてもらえず、仕送りもなく
母は小学生の時に乳がんで高い
ばあちゃんに育てられましたが、貧乏で
高校卒業後は進学など考えてなかった
だから、大学生の優美と付き合えるとは思ってないけど
傍にいれば心が浮き立つ
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なんて、玲斗と優美のほんわか恋バナと
優美の父の浮気疑惑と
亡くなった父の兄、優実の伯父の存在と
祈念という不思議な現象を守ることの意義と
いろいろが、それはもう
見事に終息していく中で
千冬が、会社から追いやられるように退職することになり
それに一言モノ申さずにはいられない玲斗とか
祈念という遺言の、連綿と続く畏れと
それを守ることの意義とかが
いろいろあって、とっても良かった!
ものすごくおススメですが
これ、いずれ映画化かドラマ化されそうな気がする。
読後感のとってもよいお話でした。
推し
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クスノキの番人posted with ヨメレバ東野 圭吾 実業之日本社 2023年04月07日 楽天ブックスAmazonKindle
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