推し本。
ネット小説の書籍化。
エドワードは真実の愛を見つけたと、マリアベルと婚約破棄。
マリアベルは隣の帝国の皇太子と運命の愛で婚約。
ただ、エドワードの婚約破棄の顛末には
現在の王が皇太子だった頃の、疫病の真相が隠されていたようです。
ネタバレ注意
真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!(2) (Mノベルスf) [ 彩戸ゆめ ]
推しのネット小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
☆
1,黄金の海
2,セドリック・レルム(王国視点)
3,セドリックとの再会
4,アルバ・アクイラ
5,ダンゼル公爵の企み
6,エドワードの選択
7,それぞれの旅立ち
8,レギーネ選定
閑話、帝国の赤いバラ
9,西の孤児院
10,ルキウス祭
書き下ろし、猫の宮殿
ランタン祭り
チョコレートの贈り物
空にあなたと
☆
セドリックは、王国の王の弟の息子です。
王からみると甥。
エドワードの従弟。
そして、現王より王弟が優秀だったように
エドワードが凡庸なのに対して、セドリックは天才です。
☆
マリアベルは、父の侯爵が拘束されたと知って
レナートと一緒に王国に潜入中。
兄のジュリアンとの話し合いで、母ではなくてセドリックと逢うことに。
セドリックと逢ったレナートは、まだ少年だけどセドリックの行く末を見て取り
隣国としてやっていける、と安心します。
そして、現在、王さまが体調不良で、過去の王族と国家への疫病の元凶が
黒死麦による中毒だった、って
☆
マリアベルは、もろもろの証拠を持って王城へ。
エドワードは、まわりに流されておまぬけのままで
王は、黒死麦を少しだけ賞味して(わざと)弱ったふりで
ダンゼル公爵を追い詰めます。
ここらの顛末は、是非本編を購入して読んでみてください。
すごいです。
☆
ダンゼル公爵の企みはついえました。
黒死麦で王族と高位貴族を殺して、自分だけが薬で生き延び
今は、エドワードが平民娘と結婚したい、というからその後見におさまり
平民娘には子供は産ませず(中絶させるか子殺しか)
いずれは自分の娘と結婚して、外戚として権力をふるうつもりだったのね。
エドワードは、父の王族の覚悟とか目の当たりにして
アネットを選ぶなら、皇位継承を破棄しろ、とやんわり示唆されて
アネットを取ります。
☆
公爵が失脚して、その後釜にエドワードが入ります
公爵は、共和国の傀儡でしたが、その共和国からの援助がなければ
公爵領土は痩せるから、不穏になりそうね。
それが、エドワードへの罰ね
☆
王国がひと段落して、帝国に戻ったマリアベルとレナート
今度は、レナートの妻としてふあわしいか、って選定が仕掛けられます。
レギーナ選定。
今回は、東西の孤児院の運営により、収益を競います。
相手はクラウディア。
☆
マリアベルの担当は西の孤児院で
院長の部屋は高額な調度が並び、太った指には指輪の痕が。
ってことで、裏帳簿含めて、院長の後ろ盾だった貴族まで一網打尽。
ルキウス祭での売り上げで優劣を競いますが
がっつりクラウディアの妨害工策が。
クラウディアは勝利を疑ってませんでしたが
元院長から差し押さえた調度品がオークションで高値で売れて
それが収益となったので、マリアベルの勝利です。
レナート皇太子は、もともと正式に王の認可で婚約したのに
それが覆ると考えるのが間違いだ、って
うん。
外国の侯爵のお姫さまだったマリアベルへの反対勢力を
がっつり遣り込めるために、クラウディア側ではなく
レナート皇太子側の仕掛けって感じですね。
☆
書き下ろしでは、レナートの下の弟
猫狂いのリナルドのお話。
自分ほどの猫好きはいない、と思っていたら・・。
これは、続巻への伏線ですね。
って感じで、王さまの糾弾がすごかった。
エドワードは、まぁ、婚約破棄したところから
このざまぁ、はお約束ですからね。
って感じで次巻へ。
とりあえず、ここで切れ目は良いのですが
3感が出たので、読んでみました。
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真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!(2)posted with ヨメレバ彩戸ゆめ/すがはら竜 双葉社 2022年01月14日頃 楽天ブックスAmazonKindle
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