風待ちの四傑 くらまし屋稼業(8) 今村翔吾 最新刊の感想レビュー備忘録。越後屋、蝦夷、二か所の攻防。最高!

面白かった!

今村翔吾さんのシリーズは

ぼろ鳶組が一番すきなんですが、あちらは完結しちゃったみたいで

現在残っているシリーズものは「くらまし屋稼業シリーズ」だけです。

相変わらずの面白さ!

今回、新刊予約がでてから、何度か新刊日が変更になったし

楽天ブックスでは売り切れがあったけど

待ったかいがありました。

一気読みしちゃいましたよ。

風待ちの四傑 くらまし屋稼業 (時代小説文庫) [ 今村 翔吾 ]

序章

1、越後屋の切れ者

2,長屋の絆

3,白銀の狩人

4,四三屋の利一

5,暗黒街の地図

6,比奈の旅立ち

7,猿橋の上で

8,豪と疾

9,玄人の詩

終章

越後屋傘下の小店で働いていた比奈が

その働きを認められて、越後屋へと栄転します。

引っ張ってくれたのは

越後屋の三大番頭のひとり富蔵配下の伊八郎でした。

伊八郎はとっても優秀で

やっぱり富蔵配下の店で、ヘンな動きがあるのを察知

比奈をつれて探りに行き、まずいものを見つけ

富蔵に報告に行く、って比奈に言いますが

翌日に店に現れず、死体で発見されます。

伊八郎はこなかった、という富蔵ですが

優秀な比奈は、伊三郎を殺したのは富蔵だと察知

昔、長屋が一緒だった頼りになる兄代わり・陣吾のとこに駆け込みます。

陣吾がくらまし屋を知っていたので、くらまし屋は

比奈を江戸からくらまして、隠里の甲州に送る事にします

問題は、相手(富蔵)が金持ちなので、あぶり屋を雇って追手にすることでしたが

関わった豪商の大丸の後継が、あぶり屋も雇えばいい、って

くらまし屋は、その案に乗ります。

一方、くらまし屋と戦って、ちょっと間をおくことになった

虚の凄腕若侍・榊は

虚が自分の国にしようとしている、どうも蝦夷らしい

とこに送られて、その地での勢力争いの戦力とされます。

読み進むほどに、榊の相手はアイヌらしく

さらに、ロシアの鉄砲持ちの領主がいて、三つ巴になってるって

わかってきます。

榊は、自分を殺してくれる相手を探していて

アイヌの凄腕弓使いと戦って、勝利したこともあり

対ロシアで共闘を持ち掛け、その成果をもって、江戸へと戻ります

ここらは、アクションシーンが素晴らしいので

是非本編を購入して堪能してください。

本作は、ほんとにアクションシーンがすばらしい!

くらまし屋の方は、富蔵が口入屋の跡取りの利一のアドバイス?で

金を大盤振る舞いして、比奈を殺すためと

あぶり屋から自分を守るため、に用心棒をやといまくります

裏世界のつわものが、ほとんど駆り集められ

比奈を庇う平九郎は、かなりの深手となります。

が、比奈たちを追うための追跡者・黒戌の玄九と知り合い

プロ同士の矜持で共闘して

比奈を玄九に託し

隠れ里へと走らせます。

ここらは、ほんとに手に汗にぎっちゃった。

玄九のとっつあんも超かっこよい。

この人、これからも登場するかな

最終的には、あぶり屋は、うつろが派遣した

富蔵の用心棒とやりあい、二人とも深手の中

富蔵をあぶり屋が処分して、あぶり屋は消えます

で、平九郎の方も、隠れ里を守る凄腕が

里の出入り口まで出張ってきてくれて

比奈が里に入ったところで

比奈は里の者=守るべきもの、ってなって

平九郎への追手を粉砕してくれます。

おお

かっこよ

連載が続いている分

過去の登場人物がちょこちょこ出てきますので

??ってこともあるかと思いますが

本作だけでも、十分楽しめます。

でも、まぁ、1巻から読んでください。

ものすごく面白いから!!

ってことで読了

次巻も読みます(^^)

風待ちの四傑 くらまし屋稼業posted with ヨメレバ今村 翔吾 角川春樹事務所 2022年11月02日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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