初心の業(ボーダーズ4) 堂場瞬一 推し本。私の感想レビュー備忘録。年末に出るシリーズ。5人のチームで4人目の話。

推し本。

推し作家でもあります。

人気シリーズを、た~くさん持っている作家さんですが

私は今のとこ、このシリーズが一番好きです。

毎年12月頃に、文庫書き下ろしで新刊がでます。

2024年12月に、シリーズ4が出ました。

特殊事件対策班(SCU)は、現在5人のチームなので

次巻、チームトップの結城キャップのお話で、シリーズ完結かな?

初心の業 ボーダーズ 4 (集英社文庫(日本)) [ 堂場 瞬一 ]

堂場瞬一 | 推し本探ブロ 堂場瞬一作品既刊の、感想レビュー備忘録

初心の業(ボーダーズ4) 目次

1,盛岡

2,応援捜査

3,脅し

4,盛岡再び

5,予想外の積荷

6,おかれた場所で

初心の業(ボーダーズ4) ネタバレ注意

1巻で、捜査一課から移動してきた「特殊な目」を持つ八神の視点で

2巻で、メカニック得意で、元バンドやっていた最上視点で

3巻で、警察の中で女性幹部を目指す朝比奈視点で

そして4巻が、チームの副長をかねている綿谷の視点となります。

将棋がうまく、武道もものすごい綿谷は

もとボウ対出身で、そこで、殺人犯人を取り逃がし、指名手配にしたのが

痛恨の過去です。

盛岡にいる実家の父が脳梗塞で倒れた、ってことで

新幹線でかけつけたら、その盛岡で

取り逃がした男・菅原が、拳銃を発砲して尾行を逃れ

人質をとって立てこもった、という連絡を受けます。

因縁の相手でもあり、綿谷が自分の携帯から

立てこもっている自宅に電話をしたら

その番号を覚えていた菅原が、交渉に応じます。

人質二人を開放し、さぁ、つぎは菅原が投降する、って時に

盛岡警察のポカで、菅原が過剰反応して、発砲

菅原が発砲したので、警察が応戦した結果、菅原は昏睡状態となります。

菅原が指名手配となった期間、だれが彼をかばっていたのか

菅原の真意をたどるべく、綿谷は動きますが

そんな綿谷が、背後から声を掛けられ、襲われます。

武道の達人を襲ったのは誰なのか。

住宅街のカメラを明晰化して出てきたのは、中国人の男・張敏で

彼が免許書をもっていたので、住所を割り出し

彼の女だった日本人・本沼紗奈を割り出し

彼女が覚醒剤中毒だとわかったら、再び発砲事件が起きて

こちらは、県警のお巡りさんが射殺されます。

射殺した男は逃げましたが、相棒が残され

これが、紗奈の弟の雄太でした。

覚せい剤を扱う組織、らしい張敏。

彼は中国に出国したらしいけど

彼の配下、というか彼を知る人は

みんな張敏を恐れてました。

武道の達人で、人の首を素手でへし折ってみせて

配下を恐怖で縛る男でしたね

綿谷が背後を取られたのも、仕方ないくらいの相手で

細かいとこを見落とさない、八神が、残された部屋から二重になった引き出しを発見

1トンを超える覚せい剤の、海からの密輸にたどり着きます

県警、警視庁、海上保安庁、など

多角的な合同捜査、配置が決まって

最終的に、張敏と綿谷の一騎打ちみたいになり

密輸品は押収されました。

菅原の逃亡に金を出したのは張敏で

張敏は、日本のヤクザのクスリの流れを

自分のものにするつもりで

もとヤクザの菅原を抱き込んだんだけど

菅原は、張敏のやばさに気づいて、手を引こうとして

綿谷に自首しようとして、まぁ、あの顛末でしたね

朝比奈は、合同捜査でも指揮官をつとめ

一度は外に出て、管理職をしてから

本部に戻るのがいいな、ってことで

居心地の良い5人のチームは

いよいよ異動の時期を迎えるようです。

って感じで読了

面白かった。

一気読みしました(^^)

初心の業 ボーダーズ 4

posted with ヨメレバ

堂場 瞬一 集英社 2024年12月20日頃

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